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2015年11月22日 (日)

世界の歴史を少し正確に理解する 曹操 対 袁紹

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物語に敵役は欠かせません。悪役は強くて悪い程よいのです、アニメを見ていてもわかりますね、例えばワンピースやドラゴンボール。悪役は驚くほどに残酷で、市民どころか部下までも容赦なく殺戮し、地球さえも滅ぼそうとし、神よりも主人公よりも強い、そんなアニメが人気です。このようなアニメは三国志にインスパイアされているのかもしれません。特に「北斗の拳」はどうしても三国志とイメージが重複します。この曹操を弱い劉備が倒していく、そのクライマックスが「赤壁」であることは誰でも知っています。しかし日本のアニメと異なり、悪役は倒れるものの主人公も負けてしまうのが三国志です。

 

 

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物語は序盤、曹操と袁紹の戦いです。ここで関羽は曹操軍に、劉備は袁紹軍についています。なぜ彼らは二手に分かれてしまったかと言えば、関羽が劉備の夫人を守るため曹操軍に残ったのです。関羽が曹操への恩返しとして武功を上げた後、曹操の下を離れて劉備の下に帰っていくシーンは三国志の中でも有名です。このエピソードを見るかぎり曹操が絶対悪には思いづらいのです。ちなみに袁紹との戦いでは曹操が勝っています。

 

 

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物語は敵役が悪徳非道であるほど盛り上がります。項羽と劉邦でも同じですが、劉邦は住民にやさしく、項羽は残酷で何万人、何十万人と敵兵や住民を殺して、自分は虞美人との色恋に溺れていきます。曹操と劉備の関係に似ていると感じませんか?もしくはラオウとケンシロウ?個人的には三国志という歴史書は国史であっても作者の気持ちが入っているような気がしているのです。劉備は中国をまとめられませんでしたが、正当な漢の王位継承者「劉家」を名乗っているのですから、曹操や孫権に比べれば作者の入れ込み方が違います。

 

 

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劉備は漢の劉家と関係なく、たまたま苗字が一緒だった、単なる田舎者だったと感じています。ただご承知の方も多いかと思いますが、儒教に厳しい韓国では同じ姓の人は血縁とみなされ結婚できません。つまり姓が同じであれば祖は同じという考えが儒教にはあります。ああ、このペースで三国志を紹介しているといったい何話まで続くのやら。あと5回程度に抑えたいとは考えています。

 

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