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2015年11月16日 (月)

世界の歴史を少し正確に理解する 不老不死を求めて

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世の中で唯一の絶対的平等、それは「誰でも死ぬ事」です。

 

時の支配者は不老不死を追求します。古い記録はギルガメッシュ叙事詩、不老不死を求めて旅に出ます。始皇帝の練丹術も有名で、不老不死の怪しい薬を飲みすぎて早死にしたとか。ローマ皇帝も早く亡くなったり狂った行動をしたりします。ヨーロッパで不老不死の薬は錬金術、エリクサーと言いますが、鉛や水銀などを服用したため脳に障害が出たという説があります。不老不死やアンチエイジングに関する歴史の話題は少なくありません。

 

 

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面白いのは竹取物語で、不老不死の薬を貰った両親は「必要ない」として富士山(不死山)で燃やしてしまいます。手塚治虫さんの「火の鳥」も秀逸でしたね、不老不死は幸せとは言えないと断じています。漫画では他にも「超人ロック」が不老不死を扱っていました。仏教において生は四苦の一つであり、不老不死ではなく解脱を求めます。死からの脱却です。

 

 

 

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極端な領土拡大や遥か異国との貿易は不老不死の秘薬探しが一つの起因だったとも考えられます。ギルガメッシュの旅も始皇帝の領土拡大も、後半は不老不死探しの旅です。死という概念が無い生物もいます。単純に細胞分裂を続け生き残る単細胞や、不老不死のクラゲ、宇宙でも生きられるクマムシ(不老不死ではありませんが)などアンチエイジングのヒントを探す科学の探求は今でも続いています。実際に樹齢1000年を超す屋久杉があるのですから、人間も1000年くらいは生きられるようになるのかもしれませんが、病気を抱えて残り900年生きるのはどうか。

 

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現代においてもアンチエイジングや健康食品がビック・ビジネスとして成り立っています。人間はあまり進化しませんね。また最近、脳死した人の体をもらい、頭を付け替えるという手術計画があるようです。これが成功すると不老不死に一歩近づくのかもしれません。

 

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