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2015年11月18日 (水)

世界の歴史を少し正確に理解する 天皇家という存在

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戦後世代の私たちにとって、天皇家は「希薄」な存在で、私たちの生活に影響を及ぼしておらず、天皇家を気にかけずに生活しています。一部の企業は今でも天皇家への朝のあいさつから1日が始まると聞いています。「そんなに前に書いているのか」と思われますが「天皇の料理番」というドラマの最終回を見ました。ドラマでフィクションですがGHQの大将が料理人の一人に質問します「天皇は神なのか」と。その時料理人は「天皇は味噌である」と答えます。戦前の人たちにとって天皇家は味噌のような存在、分かりやすい例えでした。今の私たちはマッカーサーと同じ程度でしか天皇家を理解していないのでしょう。

 

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世界史を学んでいく時に「神」と「宗教」については理解が必要です。現代の日本人は宗教に頼っていません。いわゆる「無宗教」の人が多く、どの宗教に対しても強い差別意識を持たない、宗教戦争の意味が分からない民族です。日本が宗教に強い救済を求めなくてもよい(平和で豊かな)国であるからでしょう。神頼みでは家族の健康や、素敵な人との出会い、ひどい場合はギャンブルでの勝利を願うなど人によっていろいろですが、「民族が死にそうだから助けてくれ」と神に願う人はほとんどいません。ついでに世界平和という程度です。日本はいわゆる国家が危機に陥る事はほとんどありませんでした。水が豊富、食料が十分にあり、極端に寒くないし海が戦争から守ってくれる、宗教が育ちにくい環境です。

 

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日本が本当のピンチに陥ったのは第二次世界大戦位ですが短期間で10年程度でしょう。その間には強い宗教が生まれる時間が無かったのです。尊王論に基づく天皇陛下のためという意識は宗教的とは少し違うと考えています。「神」という日本語が英語のゴッドの意味にはなりません。「宗教」という言葉でユダヤ教系、仏教、ヒンドゥー教、そして日本の神教を一緒に括ってよいのでしょうか。この「宗教」という言葉の使い方に注意が必要と感じています。そして「宗教」「神」という言葉と天皇家を結びつけるとわかりにくくなるような気がしています。

 

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昭和天皇の人間宣言は有名ですが、私たちは本当の意味を分かっているでしょうか。

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