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2015年11月20日 (金)

世界の歴史を少し正確に理解する 三国志 その前に

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安定期の中国ほど面白くない時代はありません。幼帝が擁立され、実権は宦官が握り、皇帝親族との確執が生まれ、前の皇帝の親族は全員殺され、政治が腐敗するというサイクルが繰り返されます。さて現在の中国はどうでしょう…なんて挑戦的な事を言ってはいけませんね(笑)まあ日本史も同じです。摂政関白が天皇に代わり実権を握る、藤原家、平家、いくつか似通った話題があります。ただ日本に比べて中国の歴史は圧倒的に長く、無限と感じる回数の繰り返しが起こります。

 

 

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後漢の時代も同じです。光武帝以降ほとんどが幼帝で、実効支配は幼帝の母親と宦官が争います。宦官は妻もいなければ子供もいない、自分がどこまで登り詰められるかそれだけが人生です。平穏な時期が続くと賄賂、高額の税金に市民が苦しみ反乱がおきます。秦が劉邦に滅ぼされた時も同じ話でしたね。日本も最近は税金が江戸時代並みになってきました。賄賂は減ったかもしれませんが、さあどうなる?

 

 

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「蒼天、既に死す」有名なセリフです。蒼天とは後漢を指し、既に死に体にあると言っています。このセリフで反乱を始めたのは怪しい新興宗教であった「太平道」です。彼らのシンボルカラーから「黄巾の乱」と言われます。西暦184年、大将は張角でしたが反乱開始後すぐに病死、それでも各地で反乱が続きます。後漢から派遣された討伐軍は董卓、曹操、孫堅など三国志初期のヒーロー達、彼らは自らの軍隊を拡大していきます。反乱は収まるのですが強い市民軍隊ができてしまったのです。

 

 

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さて三国志の主人公達を紹介しておきます。黄巾の乱に立ち上がった3人組、劉備、関羽、張飛。中国では関羽が圧倒的に有名で神の扱いになっています。関羽を祭る関帝廟は横浜など日本にもいくつかあります。しかし日本ではゲームや漫画の影響で劉備の方が有名かもしれませんし諸葛孔明人気も侮れません。死ぬまで弱い大将、劉備玄徳が主人公という所に三国志(演義)の面白さがあるのかもしれません。ここで三国とは魏, , 蜀、歴史の勝者は劉備の蜀ではなく魏であり、しかも中国を統一するのは魏から禅譲を受ける晋の司馬炎です。劉備を応援しても最後は裏切られた気分になります、赤壁以降の後半を読まない人も多いですよね、長いし。

 

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