« 世界の歴史を少し正確に理解する 福音書 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する ナザレ、ベツレヘム、エジプトへ »

2015年11月 2日 (月)

世界の歴史を少し正確に理解する 大天使ガブリエル

Atc0467

新約聖書でもコーランでも神の重要な伝言は大天使ガブリエルにより行われます。キリスト教の受胎告知はルカの福音書にのみ書いてあるそうで、2名に告知されます。一人はイエスの母マリアで、もう一人はイエスに洗礼を与えたヨハネの母エリザベトです。イエスが救世主として世に現れたのは30歳頃であり、生誕からそれまでの事はほとんどわかっておらず、自分の生誕の物語を弟子に伝えたとは思えません。事実イエスの誕生年も誕生日もわかっていません。クリスマスは誕生日ではなく4世紀にユリウス1世が決めたそうです。マリアは、この後ほとんど聖書には登場しません。サタンも含め天使たちの方が登場機会は多いのです。

 

Atc0466

マリアはヨセフと婚約していましたが処女のまま受胎します。ヨセフはダビデ王の子孫なのでイエスもダビデの子孫と言われますが、処女受胎であればダビデの子孫と言えないような気が…。救世主はダビデの子孫と旧約聖書に書いてあるので少し困りますね。マリアの受胎は「聖霊」によるものといわれます。聖霊はキリスト教徒でなければわかりにくい概念ですが、幸いカトリックには宗教画が大量にあります。聖霊が下りてくる絵画があり、鳩の姿で描かれます。聖書に受胎の時「鳩のように降りてくる」と書いてあります。

 

Atc0470

受胎告知や大工であるヨセフとマリアが暮らす家を描く絵画も少なくありません。先日のルーブル美術館展にもありました。その中でも一番日本人に誤解が多いのは天使の姿です。まずキューピッドと誤解している人が多いような気がします。天使に本来羽はありません。しかも立派な人間の姿をした大人です。しかし中世の絵画の多くには羽が描かれています。天国という概念があり天から降りてくるのに翅は必要という事になったのでしょうか。天使ガブリエルは旧約聖書から登場し、神の言葉を継げます。ただし私でさえも疑問を持つようにマリアの受胎告知はキリスト教内でも解釈が分かれますので、ガブリエルの存在意義も違うようです。

 

Atc0471

ちなみにガブリエル(ジブリール)は預言者ムハンマドに神の言葉を継げます。この時、ガブリエルの翼は1600枚、激増していますね。

 

Atc0468

« 世界の歴史を少し正確に理解する 福音書 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する ナザレ、ベツレヘム、エジプトへ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

フォト
無料ブログはココログ