« 世界の歴史を少し正確に理解する 前漢 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する 後漢 »

2015年10月15日 (木)

世界の歴史を少し正確に理解する 史記

Kyo0011

前漢の武帝の時代、司馬遷による130巻の大作「太史公書」、「史記」と呼ばれます。司馬遷は武帝に投獄され皇帝への不信感を抱いて客観的な歴史を書く決意します。「王道に正しい道(天道)はあるのか」過去の支配者を研究し客観的に評価します。武帝に見つかると怒りを買う書物である史記は長い間封印され、孫が広めたのだそうです。

 

Kyo0009

史記は皇帝や諸子百家毎に史実と「是非」をまとめています。神話(五帝)の時代から武帝の時代までを含んでおり、夏、殷についても記述がありますが夏や殷も「神話」と考えられていました。しかし近年、夏や殷に相当する考古学上の発見が続き、中国の人も史記の正確さに驚いたのです。中国はモンゴルによる支配の時代もあり、中国の歴史に興味のない王もいたはずですが、史記は失われませんでした。

 

Kyo0012

ここまでの中国の歴史の出典は史記と言っても過言ではありません。史記にはたくさんの四字熟語、慣用句が記載されています。例えば先日紹介した臥薪嘗胆などは史記に説明があります。四季の一つの面白さは単に歴史を記述するのではなく四字熟語や格言の語源を説明している点です。歴史書と言いながら物語性があることも人気のある理由です。

 

Kyo0013

卑弥呼が生まれるはるか昔の中国の詳細な歴史です。その中国の歴史が詳しく残っているのは司馬遷という天才のおかげです。

 

Kyo0014

« 世界の歴史を少し正確に理解する 前漢 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する 後漢 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

フォト
無料ブログはココログ