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2015年10月23日 (金)

世界の歴史を少し正確に理解する アショーカ王とカニシカ王

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インドに関する日本での歴史教育は偏っています。何に偏っているかといえば「仏教の歴史に」です。ヒンドゥー教を信仰した国々や王の歴史が紹介されることはほとんどなく仏教を保護した王二人だけが記憶に残っています。一人はアショーカ王、もう一人がカニシカ王です。アショーカ王は名前が覚えやすい事もあって記憶に残っている人が少なくないと考えています。

 

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アショーカ王は紀元前268年頃のマウリア朝の王です。インドほぼ全域に加えパキスタン位までを支配領域に加えた大国で、首都はガンジス河の近くに置きました。仏教を保護して、仏舎利(仏陀の墓、日本では五重塔など)を多数建築しています。アショーカが仏教に帰依した理由は戦争で多くの死者を出した苦しんだためと言われており、四苦や解脱に共感したのでしょう。人間味にあふれる王だったと想像できます。

 

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カニシカ王は西暦130年頃からの王…って、アショーカ王より400年ほども後の王様だったのですね。クシャーナ国って国の名前まで違います。アショーカ王とは全く関係が無いのですね。カニシカ王は仏教を保護したというより宗教の自由を認めた王様と言えるように見えます。しかしインドの場合、民間から王族までバラモン教、ヒンドゥー教の階級制度がしみついているので基本的に仏教への切り替えは困難です。現代でさえも階級制度が残っているのですからね。

 

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二人の王はインドでまさに例外的な宗教観を持っていました。インドの歴史では扱われないかもしれませんが、アショーカは強大な王でしたので仏教徒であったという事を除いてインド人の歴史で学ぶかもしれません。インドの歴史についてはもう少し詳しく調べたほうがよさそうにも感じますが、確かにあまり興味がわきません(笑)

 

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