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2015年10月 8日 (木)

世界の歴史を少し正確に理解する 戦国時代を終わらせた秦

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中国はChinaもしくはシナと呼ばれますが、その語源が「秦」(Chin) だそうです。秦は中国最初の中央集権国家で強大な力を持っていたのに、紀元前221年から前206年と寿命が短く、実質始皇帝1代で滅んだ国と言えます。春秋時代から戦国時代、秦は現在のウイグルあたり函谷関より西であった国でした。函谷関の外は中国の外という扱いで、中原の国々からは差別的に見られていました。面積は広いのですが強国とは言えません。

 

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紀元前247年、13歳で即位した「政」は前241年に趙、楚、魏、韓、燕の5か国連合を撃破します。この辺りのいきさつは司馬遼太郎の「項羽と劉邦」に説明があります。比較的短い2巻構成、しかもとても面白いので是非読んでください。政は首都を咸陽つまり渭水の畔におきます。漢の首都、長安の近くで少し北部寄り、内陸の都市です。

 

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秦の面積は現在の中国に匹敵します。中国の歴史は長いのですが小国ばかり、中国全土統一国家の歴史は秦から始まると言えます。また「政」は中国で始めての皇帝を名乗り、始皇帝と呼ばれます。中国はハン族(モンゴル)や秦のようなウイグル族に何度も占領されますが、重要なのは一貫した「中原」という考え方であり、漢民族、中国という国の形です。中原の中国という国の形を作ったのが秦と言えます。

 

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秦がすぐに滅んだ理由は「政」つまり始皇帝の政治にあるのでしょう。

 

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