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2015年10月16日 (金)

世界の歴史を少し正確に理解する 後漢

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王莽のクーデターで前漢は滅亡しますが、光武帝により後漢が成立します。

 

前漢末期に6000万人近くいた漢民族は2000万人近くに減少しますが戦争で死亡したわけではありません。日本という島国ではわかりにくい現象ですが、支配範囲の縮小、支配力の低下により人口が把握できなくなったようです。なぜ後漢は支配力が弱くなったのでしょう。光武帝は立派な皇帝でしたが3代目からは幼帝で、宦官や皇太后により支配されます。当然統率力には欠けます。

 

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光武帝は徴兵制を止め雇用兵による軍隊に切り替えて大幅なコスト削減に成功します。徴兵制の弱点は人口により軍隊規模が大きく変わり、人口が増えるとコストが比例的に増加する事です。国家予算が組みにくいし、人口が減ると軍隊が弱小化します。日本の自衛隊も雇用兵ですから予算管理は適切ですが、志願者が減って雇用自体には苦労しています。後漢の弱体化、戦力の低下も雇用兵制度が原因だったかもしれません。

 

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後漢は日本とも国交があり、福岡で金印が見つかっています。国力が弱くなったと言いながら次の三国時代に皇帝が滅ぼされるまで200年近くも続いています。ただし中央政権による支配は徐々に弱くなり、地方の豪族が力を付けた時代です。そんな支配とは言えない国家の時代が長すぎたため、地方の有力な豪族が増えすぎて三国時代という混乱の時代につながってしまった、日本の戦国時代の前の室町時代に似ています。

 

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この時代は漢書と後漢書に記載されています。どのような歴史書だったのでしょうか。

 

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