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2015年9月 7日 (月)

世界の歴史を少し正確に理解する インダス文明

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学生時代にインダス文明として学んだ都市は2か所、ハラッパーとモヘンジョダロですね。ハラッパーは覚えやすい名前で学生の皆さんは助かりましたね。ハラッパーは、紀元前3300年ころから紀元前1700年ころまで存在したと考えられている古代都市です。原始的な文字や装飾の多い土器が印象的で芸術国家だったと考えられます。城塞は400m四方、穀物倉庫や作業台が発見されています。他に墓地や装飾品も発見されており文化に豊かな都市だった、上下関係がある国だったと推定されています。時期的にも文化の面でもメソポタミア文明に匹敵します。

 

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モヘンジョダロ、現地の意味で「死の丘」は紀元前2500年から紀元前1800年に栄えたようです。死の丘というのは古墳があるためで、畏怖され立ち入り禁止の領域だったとか。大規模な都市で今後の発掘で更なる発見が期待されています。平安京と同じく碁盤の目のように整備された区画、水道と下水が完備され、浴室や公衆浴場があったようで水にあふれる文化。建物は石ではなくレンガが使われており高度な古代文明です。

 

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しかし研究は私が学生の頃からあまり進展していません。問題はいくつかあります。まずこれらの都市が完全に消滅しているからです。洪水で滅亡したという説が有力だそうですが、今は砂漠になっており、しかもインダス文明と言う名前に勘違いをしてしまいますがインドではなくパキスタン、つまりイスラム圏でインドとの紛争地帯でもあり発掘は進みません。歴史を追求するために最も必要な条件は平和です。

 

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最大の問題は文字が解読されていない事で、民族や伝承も残っていないので歴史に対するヒントが何もありません。「古代核戦争説」というオカルトな消滅説があるほどインダス文明滅亡の歴史は闇の中なのです。

 

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