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2015年9月14日 (月)

世界の歴史を少し正確に理解する ノアの方舟

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アダムの子孫はバビロニアで人口を増やしていましたが、悪事を働く人類を見て神は人類を創った事に後悔して人類を滅ぼすことにしました。しかし清らかな心を持ったノアだけに預言します、「巨大な洪水が来て40日続く」と。大きな箱舟を作り生物を一組ずつ乗せるように告げます。雨は150日も続き、船はアララト山に漂着します。そこからさらに2週間、鳩を使って水が引いたことを確認します。ギルガメッシュ叙事詩にほぼおなじ記述があり、メソポタミアで信じられない大洪水があった事は間違いなさそうです。150日は大げさかもしれませんが、何年か前にあったタイの洪水を思い出せが1か月を超える大洪水があったのかもしれません。例えば氷河期が終わり大量の氷河融解が続いたのかもしれません。

 

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箱舟は長さ160m程度で3階建て、今でも巨大旅客船クラスです。ただ船は上流に進んでおり、その点は少し不思議です。アララト山はトルコにある5000m級の山で、凹みを見つけては「ノアの方舟が到着した跡」として発掘まで行われています。ユダヤ教、キリスト教の人たちはこの神話に近い4000年以上前の話を信じているのです。私も洪水は信じますが、さすがに巨大船が150日の間も川の上流に向かって漂流したとは考えづらいのです。アララト山はないと思っていますが、神の奇跡を信じないとユダヤの人たちには神罰が下りますから信じることをやめられないですね。

 

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ノアには3人の息子がいました。セムはセム語族の先祖、つまりヘブライ人(ユダヤ人)の先祖となり、ハムはハム語族、つまりパレスチナ人やエジプト人の先祖となり、ヤフェトはインド・ヨーロッパ語族、つまりヨーロッパ人(ゲルマン人)、ペルシア人(イスラム系)、インド人(アーリア人)の先祖となります。そしてノアはハム(パレスチナ人)に呪いをかけるのです。その呪いが今でもユダヤ系とパレスチナによる領土争いの「言い訳」として使われることになるとは…。

 

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その後、人類は再び増大し、神の存在を忘れます。ユダヤ教はとても厳しいので、みんなすぐに忘れてしまうのです。人類は巨大な塔を作り神に近づこうとします。そう、バベルの塔の物語ですね。これはバビロニアにあったジグラッドと考えられています。ただジグラッド建設時代の物語ではなく、崩れたジグラッドの遺跡を見て創られた物語と言われています。これで創世神話は終了、いよいよアブラハムが登場しメソポタミアからカナンの地に旅立ちます。

 

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