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2015年9月 6日 (日)

世界の歴史を少し正確に理解する ルーブル美術館展

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京都市立美術館で行われているルーブル美術館展に行ってきました。最大の見どころはフェルメールの「天文学者」です。キリスト教徒が少ない日本に配慮してか、日常の風景、風俗画が中心の展示でした。それでもキリスト教の影響は大きく、世界の歴史を少し勉強した現在、以前よりもはるかに楽しく展示品を見る事が出来ました。フェルメールだけではなくレンブラント、コローなどセレクションも一流、1600円と高額な入場料金にも納得です。ルーブルまで行く旅費は高額ですからね。ただ「天文学者」が不在となっているルーブルに足を運んだ人には申し訳ない気持ちにもなります。それほどフェルメールの作品は少ないのですから。

 

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まずは世界史を忘れた素直な絵画を見た感想。画面の左側の窓から採光している作品が多く、天文学者もその一例です。日本画にこのようなパターンは少なく、絵画を左側(もしくは左下)から見る西洋画にとって光が徐々に暗くなるという作品には孤独感というか時代の暗さというか、少なくとも現代社会に見る単純な快楽主義ではなく生きていくための1719世紀の「先行きの暗さ」と「ずる賢さ」を感じる作品群でした。光が何を照らすのか、また影が何を隠すのか、そんな空想が楽しめる作品群でした。

 

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フェルメールの天文学者は芸術に興味があったヒトラーが一度は奪った作品であり、裏にはナチスのマークが捺印されていると言われています。裏面を見る事はできませんでしたが、ヒトラーを虜にした作品の前に立ってみて、つまり歴史を知る事で一段と深みを感じる事ができました。「世界史はエンジニアにとって役に立たない」と切り捨てていた自分の裁量の狭さに大いに反省し、今からでも間に合うので世界史を勉強しようと再度決意した一日でした。

 

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