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2015年9月23日 (水)

世界の歴史を少し正確に理解する バビロン捕囚

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神に守られていると言われほどに堅牢だったユダの首都エルサレムも、紀元前588年からついに新バビロニアに攻め入られます。新バビロニアはその後、バビロン捕囚でアッシリアと同じようにイスラエルの人たちをバビロニアに連れ帰りエルサレムを破壊します。しかしアッシリアとの大きな違いとして、バビロン捕囚で連れて行かれたイスラエル人は「イスラエル人街」で暮らすことになります。つまり場所が変わっても民族の純血をかろうじて維持する事が出来ました。

 

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しかし残念ながらこの時にエルサレムは破壊しつくされたので神殿は無くなります。いくらイスラエル人街にまとまっているとは言え、イスラエル民族も旧約聖書も風前の灯でした。しかし、確かに神がかり的と感じるのですがペルシアが新バビロニアを滅ぼします。その時、ペルシアはイスラエルの人たちを奴隷扱いにするのではなく「エルサレムに帰り、国を立ち上げ税金を納めるよう」指示するのです。紀元前538年の事です。いわゆる中国の冊封的な国際関係を期待し、これでイスラエルが復活する事になったのです。

 

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ただバビロニアの都会に長く住むユダヤの人たちには廃墟のエルサレムに戻りたくないという人も多かったようです。既に神殿もない破壊しつくされたエルサレムに帰っても生活の不安ばかりです。他の国に攻めいれられればすぐに滅んでしまいます。しかも神殿が無いバビロニアでシナゴーグという、いわゆる地方教会的なシステムを作り上げていました。ユダヤ教に強い宗教心があってもエルサレムに戻る必要が無くなっていたのです。多くの人がバビロニアに残ったようですが、それでも一部の人は先祖の約束の地、エルサレムに帰ります。

 

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しかし再建には当然苦難の道が待っていました。

 

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