« 世界の歴史を少し正確に理解する 中国の地図を眺めてみる | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する 中国の古代文明 »

2015年8月12日 (水)

日本の歴史を少し正確に理解する 開戦前夜

Krs0006

実際には前夜ではなく、少し前の話です。

 

ドイツを含めた三国同盟にアメリカが怒り、日本を経済封鎖し、開戦準備を進めていました。しかしアメリカとの開戦を何とか防ごうという打開案が天皇を中心とした日本政府で何度も討議されていたのです。日本は天皇陛下を含めてアメリカとの戦争に反対していたのですが、軍部が従わなかったと「昭和天皇独白録」に記載されています。

 

Krs0008

天皇陛下は明らかにアメリカとの開戦に対しては反対であり、天皇陛下が戦後アメリカに処分されなかったのはアメリカも天皇陛下が開戦を主導しなかったことを理解したのではないでしょうか。責任はすべて大日帝国軍にある、マッカーサーはすぐに理解できたのでしょう。軍部は8月頃から開戦を望んでいたようですが、天皇陛下や文官はあくまでも外交での解決を望んでいたようです。ルーズベルトと交渉しようとしていましたがアメリカに断られています、つまりアメリカも開戦は織り込み済みでした。しかし真珠湾攻撃が想定内であったかどうかはわかりません。

 

Krs0009

開戦の一番の理由は間違いなく石油です。三国同盟を機会に石油輸入を抑えられたことでパニックになり戦争が始まったといえます。平成の現代でも「ホルムズ海峡が封鎖されれば自衛隊を出す」と明言しています。現代でも石油の輸入が止まれば日本はパニックになります。天皇陛下は開戦に反対すれば東郷がクーデターを起こすと考えられていたようです。つまり9月に東郷が総理大臣になり、12月に海軍がハワイに向けて旅立った時から開戦は決まっていました。天皇陛下には止められなかったのです。主権は既に天皇陛下にはない、大日本帝国憲法に対して「違憲」状態だったのです。

 

Krs0011

北朝鮮の事を考えれば極端に長い経済封鎖を受けながら戦争を始めていません。軍事力に差があることは間違いありませんが、大日本帝国に比べればはるかに我慢強く温和であるともいえます。

 

Krs0007

« 世界の歴史を少し正確に理解する 中国の地図を眺めてみる | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する 中国の古代文明 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

フォト
無料ブログはココログ