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2015年8月25日 (火)

世界の歴史を少し正確に理解する 孫子

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春秋時代に呉で書かれた兵法書、「兵家」の孫子。これも諸子百家の一つです。

 

第二次世界大戦に日本が敗戦した原因の一つとして天皇陛下が語った言葉に「孫子に従っていなかった」という内容の記述があります。孫子の兵法書は戦争を含むストラテジの鉄則を記し、今でもビジネスという闘争の場で使われており「ビジネス書」として書店に並んでいます。紀元前500年頃の思想ですよ、すごいですね。

 

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私もビジネス書として孫子を読みました。皆さんも触れる機会が多い本ですし、語り出すと長々と書いてしまいそうなので概要だけにしておきます。興味があれば本屋さんに向かってください。孫子が兵法書として優れているのは「戦争はできるだけ避ける」事が最も重要だとしている点です。つまり孫子は戦術書ではなくStrategy、支配者の政治手法をまとめてあるのです。「戦争の準備として圧倒的な力をつける事」としています。そうすれば「戦わずして勝つ」となります。天皇陛下がアメリカに負けた理由として日本は「圧倒的な力を準備できなかった」と語っています。また孫子では情報収集による戦力分析を重視し、スパイの重要性を説いています。徳川家康が孫子好きなのは有名で彼の戦術(特に忍者)を見れば活用していたことがわかるような気がします。基本的に孫子は戦争の王道ですし家康の戦争は王道の戦争でした。

 

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孫氏の言葉の和訳をいくつかお借りすれば「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」「勝算があれば戦い、なければ戦わない」「敵と対峙する時は正攻法で、戦う時は奇襲で」「兵力の分散と集中に注意し、たえず敵の状況に対応して変化する」などは現代のビジネスで役立ちます。それどころか人生や家庭でも役に立ちます。アドラーも面白いですが孫子も読んでみてください。

 

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さて問題は誰が書いたのか、よくわからないようです。決して孫子さんが書いたわけではありません。子は先生という意味で孫先生が書いたという意味です。三国志を見ていても「呉」と言えば孫家だらけ、孫策や孫権は有名ですよね。孫子の作者は多分孫武だろうと言われていますが、どちらかと言えば呉の兵法書としてまとめ上げられたたくさんの孫先生の知識の集合体と考えています。

 

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