« 世界の歴史を少し正確に理解する ギリシャ神話 パリスの審判 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する プロメテウス »

2015年7月 5日 (日)

日本の歴史を少し正確に理解する 昭和へ

Osk0282

私が生まれたのは昭和39年で、昭和44年のオイルショック頃からの記憶があります。それ以降はわたしにとって歴史ではなく自分の過去です。高度成長期までが私にとって歴史勉強のターゲットになります。ただ息子も娘も平成生まれ、昭和も今では歴史の一部であり、戦後世代の私たちもバブル期までの生き証人と言えますね。

 

Osk0279

激動の昭和は混乱で始まります。大正デモクラシーの成果として初めての普通選挙が1200万人の男性により昭和3年に実施されました。政府として予想をしていなかったのが日本共産党の躍進です。その後、戦後まで共産党の弾圧が「赤狩り」と言われ苛烈を極めた事は有名ですね。また関東大震災復興費が焦げ付き経済的な苦境にありました。追い打ちをかけるように東北で大凶作が発生し娘の人身売買や間引きまで行われたそうです。飢饉なんて昔の事と考えていましたが、平成になってもコメの生産が激減した年がありタイから緊急にコメを輸入しました。あの時はピナツボ火山による寒冷化が主原因と考えられましたね。歴史を見れば温暖化は国際関係の緊張を和らげ援助を加速する効果があり、寒冷化は国際紛争や戦争の原因にさえなります。

 

Osk0277

1929年、昭和4年にはNYで株価暴落による世界恐慌が起き、資源を持たない日本や賠償金に苦しむドイツは首が回らなくなりました。この時にファシズムが台頭、ナチス・ドイツが誕生します。また日本は資源を求め満州への本格進出を始めます。日本の経済破綻は第一次世界大戦より関東大震災と膨大なコストをかけた復興が起因だったようです。恐慌に飢饉、日本経済を維持するには満州が無ければ成り立ちませんでした。1931年満州事変が起き、リットン調査団による調査が行われます。国際連盟はほぼ満場一致で日本の満州撤退を命令しますが、大日本帝国は拒否して国際連盟を脱退します。その後515事件、226事件と続くのです。

Osk0278_2

1937年、昭和12年に日中戦争を起こして第二次世界大戦へと突き進んでいきます。今後詳しく見ていきますが、このように概要をまとめてみるだけで私の理解はかなり不正確だったと驚いています。大東亜共栄圏はアメリカからの防衛目的とは言えませんね、経済的侵略要素がかなり含まれているような気がしてきました。つまり正当化できません。昭和の歴史は司馬遼太郎先生が「理解できない」とおっしゃられていましたので、私も理解できないでしょう。完全に客観的な理解も不可能です。タイトル通り「少し正確に」理解する努力をしてみます。日本は大規模な原発事故を起こして地球温暖化が起きていても生活レベルを下げようとはしません。今は赤字国債で乗り切っていますが、関東大震災の時は赤字国債の上に世界恐慌が起こってしまった、それでも生活レベルを下げたくない日本人は満州からの搾取を考えたのです。今も昔も日本人は変わらない、幸い現代は日本国債の信用がなぜか落ちないだけなのです。もし日本国債が不渡りを出し、日本がデフォルトには行った時、何を企てるのでしょうか。ガンバレ、憲法第9条!

 

Osk0284

« 世界の歴史を少し正確に理解する ギリシャ神話 パリスの審判 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する プロメテウス »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

フォト
無料ブログはココログ