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2015年7月23日 (木)

日本の歴史を少し正確に理解する 第二次世界大戦の呼び方

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戦争の呼称に対して個人的にこだわりはありません。私は国粋主義者でもないですし、それどころか国語が得意ではないですからね。言葉に含まれる微妙なニュアンスはわかりません。でも皆さんから怒られないように事実を曲げずに書いておけば、GHQが「大東亜戦争」という言葉の利用を禁止し、「太平洋戦争」と呼び換えたので、私たちも太平洋戦争と学びましたね。日本は戦争が終わるまで、「大東亜戦争」と呼んできました。さてここではどう呼ぶか、とりあえず大東亜戦争と呼びます。理由は後程。

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ヨーロッパが中心舞台となった第二次世界大戦にはなぜか大東亜戦争が含まれます。個人的には別々の戦争が同時期に起きたと分類したほうがわかりやすいと感じており「世界大戦」とまとめる理由は理解できません。日本はドイツとイタリアは同盟関係にありましたが、単なる日本にとっての心のよりどころ程度の存在で、協力して戦ったわけではありません。太平洋戦争という呼び名の悪い所は日本対アメリカという図式しか見えてこない事です。日本はアジアに対して大規模な戦争を仕掛けて膨大な被害を出しました。アメリカ人の犠牲者より圧倒的にアジアの犠牲者が多いのです。戦線は朝鮮半島、中国、更に南に下りマレー半島の先、シンガポールやその周辺の諸島までに及びます。日本が被害を与えた範囲を考えれば大東亜戦争と呼ぶべきであり、太平洋戦争と呼ぶとアジアの人たちへの被害が隠されてしまうような気がするのです。アメリカとしてはアメリカが被害者だとわかりやすい太平洋戦争にしたかったのでしょうけどね。

 

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呼び方で戦争被害者の数が変わるわけではありません。しかし学校教育で太平洋戦争と言えば日本の子供たちは日本がアジアに与えた被害を過小評価してしまい、アメリカに原爆を落とされ敗れた被害国と誤解しそうです。事実私もそう思っていましたし、日本の被害者の数は学びましたがアジアの国の被害者の数は全く学びませんでした。アジアで戦争があった事、日本が侵略した事さえもよく知らなかったのです。シンガポールに初めて出張に行って思い知らされるという情けなさでした。更に第二次世界大戦だと言えばアジアは単に大きな戦争の局地戦であり、日本は巻き込まれただけだと誤解を与えかねません。どうしても太平洋戦争と呼びたいのであれば、この戦いには二つのフェイズがあって、前半が大東亜戦争であり、後半が太平洋戦争と言えば理解ができるような気がします。

 

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便宜上、タイトルでは第二次世界大戦という呼び方を使わせていただきます。ただ、文章中では大東亜戦争という言葉を選ばせていただきます。

 

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