« 世界の歴史を少し正確に理解する メソポタミアの神々 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する インド神話と七福神 »

2015年7月19日 (日)

日本の歴史を少し正確に理解する 血盟団と五・一五事件

Osk0319

幕末から日本は暗殺の時代です。昭和になって始まったわけではありません。五・一五事件は犬養毅総理大臣を殺害したテロですが、海軍が組織的に動いたわけではありませんので、テロ、暗殺として扱われます。二・二六事件のようなクーデターではないのですが、問題は事件後の総理大臣選定にあります。軍部から総理大臣を出したことで大正デモクラシー、普通選挙により達成した政党政治が終焉を迎え、「挙国一致内閣」となってしまいます。日本の軍国主義については今後のテーマとなりますが、ここでは暗殺にテーマを絞ります。

 

Osk0317

五・一五事件の少し前に血盟団事件があります。血盟団は暗殺だけを手段として作られた政治組織でした。「暗殺により社会を変える」という風潮は明治維新近辺で多かったのですが、大正時代の原敬総理大臣暗殺、そして昭和に入っても続いています。一つには明治維新の成功の陰で人切り以蔵など暗殺のプロフェッショナルが暗躍し、維新を達成の大きな役割を担ったと思われているからではないでしょうか。

 

Osk0318

明治維新で暗殺された人物といえば井伊直弼、坂本龍馬、大久保利通、大村益次郎など数えきれません。特に井伊直弼の暗殺、桜田門外の変は徳川幕府にとって致命傷でした。暗殺が歴史を変えたと日本国民に印象付けた最も悪い事例です。血盟団の事件までは明治維新から約60年もたっており、既に誰も明治維新を経験していない世代でしたが日本に嫌な文化が残っていました。犬養氏の暗殺と満州は直接的な関係がありません。ただ次の総理大臣が軍閥であり政党政治ではなくなったことで関東軍の処分が軽微となり、満州国成立への障害が無くなったことは結果として事実です。

 

Osk0321

どうも昭和前期の歴史は暗いですね。

 

Osk0320

« 世界の歴史を少し正確に理解する メソポタミアの神々 | トップページ | 世界の歴史を少し正確に理解する インド神話と七福神 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

フォト
無料ブログはココログ