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2015年7月15日 (水)

日本の歴史を少し正確に理解する 世界恐慌

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学生時代、歴史に全く興味が持てず授業は覚えていません。言い訳をすれば地理が大好きで、今も歴史を学んで一段と地理の理解を高めようとしています(笑)かすかな記憶として残っている第二次世界大戦の原因は世界恐慌。しかし年表を見てみれば世界恐慌は1929年、昭和4年で第二次世界大戦の10年も前ですね。年表を覚えるのが苦手でした。

 

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世界恐慌はバブル崩壊です。株式市場が未成熟だったこともあり、投資資金が流れ込んで上昇基調の株価は「下がらないもの」と多くの資産家が誤解していたのではないでしょうか。借金をしてまで投資していた人が少なくないようです。今の上海状態?その株価が突然下がりました。ただ20%に満たない下落で暴落と言えるのかわかりません。日本のバブル崩壊の時の方がはるかに大きく下げました。ただ株式経済が未成熟な上、金兌換紙幣時代でありパニックになった人たちが紙幣を金に交換しようとして銀行から金が尽き金融パニックに陥ったようです。

 

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わかりづらいのはアメリカの恐慌がなぜ世界に波及したのかという事です。インターネットの現代であれば海外の株に投資する人は少なくありませんが、国際的な取引の少ない時代なのに世界中の金融市場が動揺します。この場合、株式というより金の兌換に無理があったようです。金の量は有限なのに、市場に出回っている紙幣は金の量をはるかに上回っていたのですから。景気は人々の気分のみに左右され、科学的でも数学的でもありません。アメリカと日本の金融システムに現在のような強い関係はないのに「金融パニック」がニュースとして日本に伝えられ、不安が伝播し日本でも金融パニックが発生したのでしょう。このBlogを書いた後で一つ気が付きました。金融危機が影響し世界中で国債が発行しにくくなったのでしょう。第一次世界大戦で日英同盟なんて何の意味があるのだろうと不思議でしたが、国債を買う、つまり戦争資金を国債で援助するための同盟だったのです。日本のように赤字国債が頼りの政治を行っている国で、国債の発行が滞れば経済はすぐに破たんします。公務員、軍隊に給料が払えないのです。

 

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さて現代、同じような金融パニックは発生しないでしょうか。現代日本は赤字大国です。ギリシャの金融危機は日本よりはるかに小さい借金で発生しました。日本国民が何かの金融パニックになって貯金をすべておろそうとすれば、銀行は赤字国債が売れずに支払い能力が欠如し債務不履行や恐慌が発生、大幅な逆金利が発生、公務員の給料が払えないためパニックになり政府が機能しなくなる可能性があります。日銀にも膨大な紙幣を印刷する機能はなく、いくら金利を上げても、たとえ100%を超える金利を付けても紙幣をATMから下ろそうとする国民の要望に追いつきません。すぐに紙幣は底をつき、ギリシャと同じでATMに行ったって紙幣の在庫がないのです。預金は電子的に数字として存在するだけで紙幣の形では持っていないのです。世界恐慌の「金が無くなる」と現代の「紙幣が無くなる」は同義になります、本当にギリシャで現実として発生しているのでわかりやすい。金不足の状況が世界中で発生してしまったのが世界恐慌であり、現代日本も同様のリスクをはらむ綱渡りの状態にあります。現在はカードの時代で大きな銀行の支店でもキャッシュは1000万円くらいしか持っていないと聞いたことがあります。パニックは怖いですね。

 

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