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2015年6月18日 (木)

日本の歴史を少し正確に理解する 大正ロマンと大正デモクラシー

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近年、アフリカで民主主義革命が流行しました。ただ十分な成果が無いまま混乱状態に陥ったとも言えます。エジプトやリビアは少なくとも良い方向に変化したと感じていますが、シリアなどでは混乱と戦争が続いています。民主主義革命として有名なのはフランスの市民革命やイギリスの清教徒革命、アメリカの独立等ではないでしょうか。背景にはキリスト教に基づく民主主義思想が働いています。キリスト教徒ではない日本人にとって民主主義思想は理解に苦しむものであり日本的な解釈が必要でした。その代表例が尊王論でしょう。尊王論は天皇家に主権を置きますが、四民平等を唱え民主主義の要素が取り込まれていました。しかし尊王論は理想論で長い間混乱し、薩長派閥、貴族特権が存在して第二次世界大戦後まで公平な選挙は行われませんでした。男女差別も激しく、今でも世界的に見て日本は男女差別が激しい国と言われています。

 

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大正デモクラシーはキリスト教的民主主義を理解することなく、民主主義の部分だけを純粋に導入しようとしました。しかし原則はやはり尊王論で、薩長閥の撤廃と国民の参政権獲得が目的だったようです。しかし共産主義が物事を難しくし、普通選挙、政党政治、民主主義は昭和に入ってすぐに崩壊します。「大正」デモクラシーという言葉はよくできていますね。もちろん女性の参政権を獲得する動きもありましたが、こちらは第二次大戦後まで獲得できませんでした。

 

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大正ロマンは文化面の国際化でした。和洋折衷の絵画、小説のような文学、西洋建築、洋服。赤玉ポートワインのポスターは有名ですね。明治時代の文明開化は産業革命の導入でしたが芸術の世界では「和」と「洋」が融合しました。日本はとにかく何でも海外からそのまま取り込むのではなく、オリジナリティを加える国民性があります。竹久夢二の絵画は日本画でもなく洋画でもなく、まさに大正ロマンなのでしょうね。

 

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大正時代は明るくて前向きな時代だったと感じています。関東大震災からの復興が早かったのも国民が強い自主性を持って前向きに取り組んだからこそではないかと考えています。

 

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