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2015年6月20日 (土)

日本の歴史を少し正確に理解する 第一次世界大戦 開戦

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日本の歴史には大きな影響を及ぼしていない第一次世界大戦ですが、歴史の時流を把握するうえで重要な出来事ですから、大まかな流れを追っておきます。

 

開戦はバルカン半島です。バルカン半島はギリシャが先端にある大きな半島といえばわかりやすいですかね。なぜギリシャを例に挙げるとわかりやすいかと言えば、その他の国名、私が高校時代の時に覚えたバルカン半島近辺の国々はほぼ消滅しているからです。現代の国名はクロアチア、ボスニア・ヘルツェコビナ、コソボ、モンテネグロ、マケドニア、アルバニアなどで、多くは最近まで戦争を繰り返していました。バルカン半島には多くの人種が住み、独立心が強く、今でもヨーロッパの火薬庫です。

 

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バルカン半島はアジアとアフリカとヨーロッパの境目とも言えます。黒海と続き、ロシアとしては数少ない不凍港の出口に現在はトルコ領のイスタンブールがあります。東には今はトルコと名前が変わったイスラム圏のオスマン帝国がありました。南にはユダヤ教のイスラエルや今でも戦闘が続くシリア、シリアの向こうはイラン、ギリシャの南がアフリカです。間に地中海はありますが、小さなボートでも到達できる距離です。とにかく人種も宗教も複雑な地域です。第一次世界大戦前、オーストリア=ハンガリー帝国が今はボスニア・ヘルツェゴビナとなっているセビリアを実行支配していました。しかし住民は支配に抵抗し1914年オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子をセビリアの首都、サラエボで暗殺します。暗殺したのは未成年の学生たちだったそうで、未成年という事もあったのかセビリアは犯人の受け渡しを拒否しましたのでオーストリア=ハンガリー帝国が宣戦布告します。

 

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一方、当時のドイツは今より気温が低く年の半分は北にある港が使えないため、貿易は主にレールが敷かれていた鉄道網を使って南に送り、バルカン半島経由で行っていました。アルプスを越えなければいけないイタリアや敵対状態にあるフランス方面は主要な貿易ルートではなかったのでしょう。低温で食料が不足するドイツ帝国にとってバルカン半島は食料供給ルートであり、貿易が断たれれば死活問題だったのでしょう。明治維新の日本もそうですが、戦時中は栄養状態が悪くなるせいか戦死者より病死者が増えるようです。ひどい場合は戦死者の何倍も病死者が出るのだとか。飢餓状態にある国の攻撃力は絶大、ドイツがオーストリア=ハンガリー帝国を応援するため参戦し大活躍です。一方でロシアもオーストリア=ハンガリー帝国やドイツ帝国の南下でバルカン半島や黒海経由の貿易ルートが断たれると死活問題ですので参戦します。この帝政ロシアにフランスとイギリスが加わり、結果としてドイツ帝国vs.帝政ロシア、イギリス、フランス連合という欧州大戦がはじまります。大日本帝国は日英同盟がありましたのでイギリス側として参戦。その後、アメリカまでも参戦して世界大戦となります。

 

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とにかく飢餓状態にあるドイツが強かった、その理由を見ていきましょう。

 

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