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2015年6月12日 (金)

日本の歴史を少し正確に理解する 憲法とは

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今まで憲法に全く興味を持たなかった…いえ、正確に言えば今でもあまり興味を持っていませんが、すくなくとも憲法がどのようなものなのかわかってきましたのでまとめておきます。憲法は国民ではなく「公」つまり権力者を制御するルールですね。例えば9条の戦争の放棄は私たち国民が主権者であっても「開戦」を宣言するとはできませんから私たちが守るルールではありません。国家、つまり国会や内閣総理大臣や防衛庁など権力を掌握する「公」のみが宣戦を布告できるのですが、彼ら権力者が侵略のために使う手法として戦争を「永遠に放棄する事」と縛っているのです。

 

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基本的人権を侵すような行政や立法が行われていれば正さなければならないし、社会的に基本的人権を侵すような行動が行われていれば法を整備して基本的人権を守らなければいけません。それではなぜヘイト・スピーチという基本的人権を侵す行動を制御する法規制できないかと言えば、「日本の」憲法に言論の自由があるからです。世界各国に言論の自由はありますが必ずしも憲法で定められているわけではありませんから、なぜ日本がヘイト・スピーチを法規制できないのかという理由に「憲法のジレンマ」がある事は世界に理解してもらえないでしょう。憲法には悪い点もあるのです。

 

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それでは私たちは憲法に対して何をしなければいけないのか。国民は「公」が憲法を守っているかどうかを監視し、守っていなければ裁判で訴えるか、次回選挙で政権交代を促すか「憲法の改訂」を世論として盛り上げる程度しかできません。憲法は時の政府が決めましたが制定した時には一度も国民に信を問われたことが無いのです。憲法の改訂には国民の賛成が必要ですが、発行した時には一方的な宣言であり、いくつかの条文は日本を占領していたGHQの圧力があり、決して日本国民総意の憲法ではないのです。時の政府が宣言した国民の権利を明文化したものが日本国憲法です。日本人は憲法の交付を受けましたが、その内容に関して何も決定権を持ちませんでした。私たち国民が主権を行使するには憲法の改訂しか方法はなく、その主権を放棄してはいけないのです。さてなぜGHQは国民主権、基本的人権を突然日本人に与えたのか、これらは大日本国憲法にはなく、戦後すぐの日本人が急に思いつくとは思えません。これからじっくりと考えていきます。

 

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奇跡的に、日本国憲法は世界に誇る事ができる質の高い憲法と感じています。アメリカが日本の再戦気運を防ぐため、そしてキリスト教的民主主義を植え付けるため行き過ぎた締め付けをしましたが、そのおかげで日本人はまじめで潔癖を目指す国民性を育て上げる事に成功しました。日本が誇れるのは憲法以上に戦後日本がはぐくんだ日本国民です。憲法の改訂を国民に問う事は重要だと感じていますが、大きな不満はありません。自民党の「憲法前文」変更案には反対しますが、自民党案は別として9条を含むいくつかの条文の改善は主権を持つ日本人として必要と感じます。

 

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