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2015年5月29日 (金)

日本の歴史を少し正確に理解する 北海道の歴史

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いろんなご意見があるとは思います。以下は個人的な解釈であり正確な情報ではありませんのでご注意、ご了承ください。

 

明治以前の北海道、蝦夷地はアイヌの土地でした。大和民族の蝦夷地進出は江戸幕府初期に本格化し、アイヌと松前藩の戦闘が続きます。200年もかかって1807年に徳川幕府は蝦夷地を幕府直轄地と宣言しますが完全に征服できていたわけではありません。アイヌの人々は国の形を持たないものの自治を行っていました。当時の北海道は今よりも寒冷だったと考えられ、北海道のアイヌ人口は少なく2万人程度だったようです。アイヌの地を本格的に奪ったのは明治時代の屯田兵です。北海道開拓使などという名前がついていますが10万人以上の日本人、屯田兵を送ります。忘れてはいけないのですが廃藩置県が行われたと言え、当時はまだ転居の自由が認められていません。日本政府が指名した兵士と農民を兼ねた占領部隊が屯田兵だったのです。寒冷な蝦夷地に本格進出した理由は商業的と言えず、ロシアからの防衛線と考えていたのではないでしょうか。今でこそ北海道は農業大国ですが、温暖化や米や農作物の品種改良の効果です。石炭を含めある程度の資源採掘が見込めた程度だったでしょう。

 

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アイヌ民族は北海道以北に住む先住民族で、ロシアや樺太にも広がっていました。母国語はアイヌ語です。残念ながらアイヌ人は文字を持たないため、書物としての歴史が残っていません。また「国家」という認識もなく戦闘は大日本帝国とアイヌ民族になりますので現在のゲリラ戦に近いでしょうか。国の名前が無いので大日本帝国が使っていた差別的と言える蝦夷地という表現を便宜上使わせていただいています。アメリカの西部開拓、インディアンとの戦争に似ていますね。平成の現代でもアイヌ民族は約2万人、主に北海道で生活されています。誤解の無いように表現するのが難しいのですが、過去の歴史はどうであれ、アイヌの人たちも現在は日本国民であり日本国憲法で守られます。日本は単一民族国家と考えられますが、大和人、渡来人、アイヌ人、琉球人等との多民族国家であることを認識すべきです。アイヌの方たちが不当な差別を受けないようにしなければいけませんし、差別的な状態が残っていれば排除していかなければいけません。またアイヌの方たちに日本から独立したいという意思があるのであれば個人的には賛成ですし、独立した後でも日本と同じレベルの生活が保障されるべきです。

 

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現在の最大の懸念はアイヌ文化の喪失です。衣類や建物などのアイヌ文化は博物館などで保存されていますし、日本人が和服を着なくなったように衣服や住居は変化するものですから問題とは思いません。失われてはいけないのがアイヌ語です。アイヌは文字を持っていないため、アイヌ語がアイヌの歴史を内包している唯一の史料なのです。アイヌ語は日本語と違う独立した言語であり、絶滅の危機にある言語としてユネスコにより指定されています。

 

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日本によるアイヌ占領の歴史を忘れてはいけませんが、アイヌは清との冊封関係が無かったため国際問題にはなっていません。ただし北方領土の問題は未解決ですね。北方領土は日本の領土というよりアイヌの領土であり、その意識を持って交渉にあたるべきです。

 

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