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2015年5月 6日 (水)

日本の歴史を少し正確に理解する 坂本龍馬

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筆まめ、女好き、巨漢のイケメン、強い近眼、商人の息子、海援隊という商船会社を作った人物。日本最初の西洋的ビジネスマンが坂本龍馬です。私もジャパニーズ・ビジネスマンのバイブルともいえる「竜馬が行く」に感動し、京都、長崎、高知など彼の足跡を追いかけた一人です。鹿児島にも行きましたよ、彼の新婚旅行の場所です。ただ歴史の中で大活躍をした人物ではありません。マイナーな人物を発掘し小説にしていた司馬遼太郎先生が物語として書いた「竜馬が行く」、坂本龍馬をモデルにした小説であり伝記ではないので本名ではなく竜馬となっています。坂本龍馬はこの小説で取り上げるまで忘れられていた人物でした。そのためか最近になっても彼の古い手紙などが出てくるのです。誰もが忘れていたのですから、捨て置かれた古書が坂本龍馬の物と気が付いて驚くのです。龍馬は筆まめなのでたくさんの文書が残っています。

 

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坂本龍馬について語るほど怖い事はありません。最もファンの数が多い歴史上の人物、巨人ファンの中で巨人の説明を始める阪神ファンが袋叩きに合うのと同じで、歴史を知らないエンジニアが坂本龍馬の足跡を説明すると事故になります。「竜馬が行く」は私が読んだ小説の中で最も面白く、司馬遼太郎先生の小説の中でも最も面白いと感じています。武田鉄也さんが龍馬を演じたときには「許せない」という気分になりましたが(笑)福山さんが演じたときには「本当にこんな感じの人だったのではないか」と感涙しそうでした。福山さんのちょっと作りすぎの笑顔が私の印象とは少し違いましたけどね。歴史が苦手な私でさえもこれほどに明確なイメージが出てきている人物ですから、坂本龍馬の人物像を下手に語ると非難の嵐でしょう。

 

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坂本龍馬という土佐の一藩士がどうやって西郷隆盛と長州を引き合わせる事が出来たのでしょうか。一つには長州藩が馬関戦争で攘夷を辞め、西洋の装備を手に入れるため長崎で武器を買う必要があった、それには長崎の商社である海援隊の協力が必要でした。また長州は第一次長州征伐が和議で終わったため軍隊は保持できたものの、多くの処分者が出ており政治力が大きく低下していました。「藁をもつかむ」SOSが必要だったのです。一方で薩摩は倒幕に乗り気ではありません。しかし幕府が傾いている事は明確に感じていたはずです。薩長同盟については次回、考えます。

 

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坂本龍馬のもう一つの成果が船中八策とそこに書かれている大政奉還論です。これについてはまた別の機会に。

 

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