« 日本の歴史を少し正確に理解する 鉄血宰相 ビスマルク | トップページ | 日本の歴史を少し正確に理解する 明治時代の年表整理 »

2015年5月26日 (火)

日本の歴史を少し正確に理解する 日清戦争 はじまり

Osk0138

明治維新近辺の李氏朝鮮は鎖国と攘夷を進めていましたが、肥大化した大日本帝国と不平等な修好条約を結ばされ日本との貿易が盛んになっていました。

 

ここで清との冊封(さくほう)関係について少し理解しておかないと混乱します。17世紀にモンゴルのルヌハチが明王朝を攻め滅ぼし、中国全土を支配したのが清です。つまり清は漢民族の国ではなく巨大なモンゴルの国であり、元の時代と同じです。

 

Osk0137

昭和初期のアニメ、サイボーグ009で中華料理を作る中国人が弁髪にちょび髭という姿を見かけました。これはモンゴロイドのスタイルであり、清の時代には中国国民もモンゴル人の格好をさせられたようです。第二次大戦後、中華人民共和国になってから日本と中国の国交は長くとだえましたので、昭和のアニメでも清時代の中国人のイメージが残っていたのでしょう。つまり清は中国を占領していたモンゴルという印象です。今の中国がウイグルなどを過度に恐れているのは清の歴史が第二次世界大戦前まで続いていたからでしょう。漢民族、つまり中国人民による清政府への信頼は低かったのではないでしょうか、愛国心が弱ければ国は弱くなります。ちなみに清皇帝の姓は「愛新覚羅」であり、最後の皇帝の名は溥儀です。

 

Osk0140

清は古くからある中国式封建制度を継承しました。直接的な支配地域、中原と今でいう「自治区」で構成されます。この自治区のような存在を冊封国と言います。冊封はその地域の自治を認めながら、その国の王族が中国の封建制度システムで政治を行うよう義務付けます。韓国や琉球は「清」、つまりモンゴルとの冊封関係を結んでいました。誤解を招かないように言っておけば、中国では中原を制したものが「中華」であり、清も中華の国であったことは間違いありません。地域名ではチャイナ、支那(しな)と呼ばれ、この地域にある国が中国です。そのため植民地ではなく、正当な中国であり人種がモンゴロイドです。

 

Osk0141

冊封国は中国の封建制度の柵内にあるという意味です。植民地とは異なると感じています。納税は税金ではなく貢物の形をとります。とにかく特殊な体制なので現代の国際関係と結びつけて説明するのが難しいのですが、かなり強い中国による支配を受けていたものの独立国といえます。もちろん、その国が攻撃を受ければ清が攻撃をする同盟関係にもあります。日清戦争は冊封状態にある朝鮮半島と中国の一部をめぐる日本と清の権力争いです。気になるのは心から望んでいた冊封状態か、それともモンゴル人による支配に対する疑念があったのか私には判断がつきません。

 

Osk0139

« 日本の歴史を少し正確に理解する 鉄血宰相 ビスマルク | トップページ | 日本の歴史を少し正確に理解する 明治時代の年表整理 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 日本の歴史を少し正確に理解する 鉄血宰相 ビスマルク | トップページ | 日本の歴史を少し正確に理解する 明治時代の年表整理 »

フォト
無料ブログはココログ