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2015年5月15日 (金)

日本の歴史を少し正確に理解する 千利休

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子供の頃の馬鹿げた夢を思い出しました。「夏に暖房をつけて生活したい」母親に鼻で笑われたことを懐かしく思い出します。

 

SF全盛、オイルショック後とはいえ高度成長期の名残がありアポロが月に到達してかなりの月日がたっていました。エアコンが家庭に普及し始めた頃です。夏に暖房と聞いて「冷房では?」と思われたかもしれません。シンガポールに行くと外は暑いのに極端な冷房で建物内では上着が欲しくなります。つまり町全体を冷房して部屋は暖房、そんな「エネルギー浪費社会」が夢でした。省エネルギー全盛の今では非国民的な夢ですが、シンガポールはほぼ実現しています。

 

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堺に茶道が育ったのは似通った理由のようなのです。千利休の時代の堺は金にあふれた国際貿易都市でした。平野部が広く山が遠い、車で1時間くらい走ってやっと奈良との境界となる山地にぶつかります。堺の人は山が恋しかった、そこで金持ちたちは金に物を言わせて庭に山を再現しようとした、そこから堺特有の小さな庭園が育ったようなのです。禅とのつながりもあって、金をつぎ込むのに質素を大切にして無の境地を目指す空間を庭園に造った、それが茶室であり「わび茶」のスタートポイントのようなのです。茶碗が極端に高価な事からわかるとおり、茶道は金持ちの道楽でした。

 

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堺の千利休の生誕地、路面電車の宿院駅の近くに「利晶の里」という資料館ができました。入場料金は安いのですが展示は利休と与謝野晶子の作品のレプリカと映像が中心です。他府県から来られればがっかり施設に堺のイメージが悪くなりそうですが、大阪近辺から千利休の歴史に興味を持って訪れるには悪くない展示内容です。茶道を学んでいる人にとって利休の歴史は欠かせないかもしれません。

 

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与謝野晶子については別の機会に。

 

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