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2014年12月15日 (月)

日本史を少し正確に理解する 古事記

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個人的な趣味ですが、古事記を学問として読むのではなく、フィクションとして楽しむのが大好きです。

 

若いころ、古事記に興味はありませんでした。もちろん日本書紀にも興味がなく、広く言えば日本史全般が嫌いでした。だから今、歴史に興味を持つための自習投稿を続けているのです。ここで書いている事は単なるお遊びで歴史とは全く無関係です。客観性には欠けますし、歴史と勘違いしないでください。最初からショッキングな表現を使えば、古事記は天皇家による「日本占領記」だと「勘違い」していたのです。古事記は地方集落を制圧し、奈良に平城京を据えた天皇家が自分たちの勝利を喜ぶための書物と考えていました。古事記は天皇家と貴族が、自分たち天皇家や貴族の素晴らしさを後世の子孫に残すために記録した書物であり、身分階級制度が無くなって歴史書になると想定し書いた書物ではありません。つまり想定読者がずれているので日本の歴史を読み解こうとしても無理だと感じています。

 

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古事記は稗田阿礼の伝承を記述して当時の天皇に献上された書物と言われています。稗田阿礼は男性か女性かもわからないのですが、文字が無かった時代の天皇家の物語を伝承するのが仕事でした。正確性は別にして、ものすごい記憶力であり、ものすごい文才です。神の名前、人の名前が大量に出てきますし、また簡単な名前ではないのです。例えば開化天皇は「若倭根子日子毘々命(わかやまとねこひこおおびびのみこと)」と言います。こんな名前が何百人も登場するのです。しかも神々の行動の面白さは、現代の小説家が100人集まってもかないません。おっと、史実という事なのでフィクションではなく単に歴史を記憶していただけという事になりますが。

 

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イザナギとイザナミの国づくり、アマテラスとスサノオの戦い、「天孫降臨」、天皇家の登場。今のどのロールプレイングゲームも勝ち目がない壮大で美しいストーリー展開ですが、よく見ると天皇家の恋愛事情が中心のラブ・ストーリーとも言えます。また神々や天皇家はいろんなところで苦戦しますので圧倒的な戦勝記ではありません。つまり先祖のみんなは素晴らしい恋愛をしてきた、死に直面した苦労して天皇家を守ってきたので「教訓にしろ、家系を絶やすな」と後世の天皇に伝えているようです。天皇にとって一つの重要な役割は子孫反映です。古事記では神や天皇がたくさんの女性と関係を持ちますが、それは当時の天皇家でも行われており子孫繁栄のための一夫多妻を正当化する書物だったようにも感じます。つまり古事記は天皇家に対する壮大な教科書だったのではないかと感じているのです。

 

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歴史家はあまり恋愛事情に興味がないので戦闘の話題ばかりを抽出して歴史とします。そのため私のようなふまじめな学生が占領記と勘違いしてしまうのです。作者は現代のように国民の誰もが古事記に触れられる状況を想定しておらず、天皇家の心意気を示した教科書をまとめ、先祖の名前を忘れないよう長い名前が省略形ではなくフルネームで書いてあるのかもしれません。

 

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