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2014年12月29日 (月)

地球温暖化の要因を整理する

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日本の報道は二酸化炭素が温暖化の主因と言いすぎて困ります。IPCCはちゃんと情報を提供しているのですが、それでも二酸化炭素が主因としています。個人的にはIPCCの言うアルベドの低下と、その影響による水蒸気の温暖化効果の方が大きな要因であり、対策が遅れていると考えています。残念ながらIPCCと私のどちらも確証はありませんし、どちらも要因ではあります。まずは冷静になって、科学的に見てみましょう。IPCCは二酸化炭素、メタン、NO2などの温室効果ガスが人間の活動によって「一次的に」発生しているという事を問題視しており、二酸化炭素の影響度が最も高いとしています。しかし水蒸気に関しては難しいので除外しています。なぜ難しいのでしょう。

 

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気候変動は人間活動以外でも発生しており、その変化幅は地球の歴史を見れば人類が観測している温度変化に比べてはるかに大きな変化です。人類はせいぜい100年程度しか正確な地球平均温度をとらえていません。地球は赤道まで凍結したこともあれば今よりはるかに高温になったときもあります。つまり人間活動以外で発生する気候変動を把握できていません。ただ確かに人間活動による温度上昇への貢献度はプラス方向であることには誰も否定意見を述べないでしょう。しかし何が原因なのか、どれも推論にしかすぎません。温暖化効果が最も大きい気体は圧倒的に水蒸気です。ただし水蒸気は雲となり日光を遮ったり逆に雲が空中で蒸発する事で気化熱を奪ったり、温度を上げる効果も下げる効果も小さくありません。この水蒸気の効果が定量化できておらず温暖化にも寒冷化の原因にさえなるのです。温暖化、特に海水面の温度が上がれば湿度は数%のオーダーで変化し、二酸化炭素のPPMオーダーの変化で考えられない影響を気温や海水温に及ぼすのです。今回、メタンの議論は省略します。二酸化炭素についても今更説明は必要ないですね。水蒸気を中心に話をします。

 

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私は二酸化炭素主因説に懐疑的です。二酸化炭素を基本にした温暖化速度は100年でもわずかです。しかし最近、その予測よりはるかに速く温暖化、もしくは寒冷化が進んでいると感じませんか?私は現在の温暖化対策は大きく間違えている上「手ぬるい」と感じています。私を含め少なくない学者が主因と考えているのはIPCCが言うアルベド、日本語で「反射能」の低下です。黒体吸収という表現もよく聞きます。わかりやすく言えば色が濃ければ太陽光を反射せず吸収して熱を帯びる現象です。氷河の映像をテレビで見ると表面が黒くなっているのを見かけませんか?白い氷河であれば光を反射し氷は融けないのですが、黒い氷河は太陽光で融けて小さくなります。氷河が極端に減少しているのは温度の影響ではなく、反射能の低下=熱の吸収が主原因です。この黒いものは何でしょう、ほとんどが煤、PM2.5ではなくPM10以上の粒子です。この黒い煤は雨などで海に流され海さえも徐々に黒くなります。北極の氷が融ける早さは氷上のアルベドだけでは説明がつかず、海自体のアルベドが低下する事で海水温が上昇します。比熱の関係で海水の1℃の上昇は気温の4℃上昇に匹敵します。海水の温度上昇が氷を融かすと考えられています。現在の観測で海水温の変化は気温以上に顕著ですが、これが水蒸気量にも影響を与えるのです。水蒸気量は明らかに増えていると考えていますが、その水蒸気の影響を把握できなければ地球が温暖化するのか寒冷化するのかわからないのです。またこれは緯度によっても違ってくるでしょう。南極は氷が増えているという話もありますし、2014年の日本は一年を通して低温でした。夏場に熱中症が少なかったのは幸いですが、冬が寒いのは困りものです。ノルウェーが温暖化していると言います。なぜノルウェーだけなのか、これは海水温、特にメキシコ湾流と北極海の温度の影響と考えたほうが自然で、二酸化炭素の影響とは考えにくいのです。台風が増えているのも海水温の影響、エルニーニョやラニーニャの影響と考えたほうが素直です。

 

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温暖化がどこで発生するのか、私は海がすべてを握っていると考えています。北極振動が大きくなっている以上、北海道あたりは今後大きく寒冷化し、沖縄あたりは温暖化するのではないでしょうか。そして温暖化対策で一番重要なのは二酸化炭素ではなく「PM10+の削減」と感じています。これらは人体への影響が少なく、世界中で規制が弱いのです。煤の発生量抑制を強化し汚水処理を拡大すればいいのです。特に汚水処理の強化は衛生面を考えても一般市民に効果絶大です。ただし海を汚しているのは山に積もった煤が海に流れ込むためで、汚水処理での効果はほとんどなく、二酸化炭素以上に「既に遅い」という感覚は否めません。海の温度は既に制御を失っています。ただし幸いなことに雪は降り積もり、雨が降り、空気がきれいになれば短期間に氷の表面を白く変える事ができるのです。海でも煤は長い時間をかけて海底に沈みます。二酸化炭素より煤の削減は明確な効果を生み、一度上昇した気温や水温を下げる事さえもできるはずなのです。日本は黒煙抑止の面でも先進国です。世界に貢献していくべきと考えています。

 

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