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2014年11月 8日 (土)

誰が貢献しているのか

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多くの業者が再生可能エネルギーを供給しようとしています。発電業者、電力販売業者、顧客の中で誰が環境に貢献しているのでしょうか。

 

発電業者は発電し、火力や原子力より高い値段で電力を販売します。電力販売業者も同じです、利益はたっぷりもらいます。誰から利益を得るのか、顧客からです。顧客は安い火力発電の電力と高い再生可能エネルギーの電力から選択します。顧客は高価で安定性に欠ける再生可能エネルギーを「犠牲を払って」選ぶのです。なぜでしょう。

 

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個人消費は企業と違い経済性だけで動くわけではありません。個人が経済性だけで動けば豪邸、高級時計、ブランドの服、高級車は全く売れません。十分に発達した資本主義の中で、個人は経済性を無視し「過剰空間」「過剰品質」「ブランド名」等にお金を出します。買う人がいなければ成り立たないのがビジネスです。企業は需要を満たしているだけです。再生エネルギーに関しては顧客だけが環境を考え、原子力発電全廃を考え、環境問題に貢献しているのです。

 

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品質の向上と値段の低下は企業の貢献です。品質を変えず値段を上げたのに顧客が購入する物は多くありません。発展途上国援助で物を購入する、身障者支援商品を買うという行為は似ていますが、これらの商品には価格競争力があり、十分な品質があります。しかし再生エネルギーは価格競争力が全くないうえ、安定した電力供給に不安があります。環境のためにあえて支出を増やす行為は寄付に似ています。それでは何に寄付をしているのか、それは100年後の子孫の為なのです。よく考えると寄付ではなく企業を儲けさせるだけのビジネスであり、しかも残念なのは貢献が実るのかどうかわからず、多分この程度の努力では地球温暖化は防ぐことができません。それでも積み重ね、「無駄かもしれないけれども最大限の努力」という行為は見返りを求めないボランタリー精神の代表例として本当に美しいと感じます。

 

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ただ確実に効果があるのはエネルギーの使用量を減らすことです。使わなかった再生可能エネルギーは電力が欠かせないところで使われます。そもそも太陽光エネルギー発電は日本の消費電力の5%も供給することができませんので使わないのが一番です。朝日と共に起きて夕日と共に寝るスローライフ、エネルギー効率の良い小さな家での大家族生活、東京一極集中をやめる事による通勤エネルギーの緩和、つまり昔の日本に戻る事が根本的な環境改善につながる事も忘れてはいけませんね。

 

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