« バターが無い | トップページ | 特定外来種 »

2014年11月16日 (日)

中国バブルと日本への影響

Sin0191

赤サンゴの密猟が話題になっていますが、密漁の原因は赤サンゴが高く売れるからです。売れるのは品薄も一つの原因ですが、中国でインフレーションが起こっている一つの指標です。つまり赤サンゴだけではなく、多くの「高品質製品」が中国で品薄になっているのではないでしょうか。中国から日本に輸出されるのは比較的高級な中国製品ですから競合します。日本は東南アジアから輸入できるから安心と考えるのは間違いで、中国が輸出国から輸入国に変化しつつあるため、東南アジアの良い製品の日本より中国に流れてしまいます。例えばユニクロの服は日本より中国で2倍ほど高いのだとか。そうすれば生産業者は生産力が決まっていますから、日本での販売を減らすか、日本の製品の値段を上げて中国と同程度の利益率にしようという動きが出てくるでしょう。ユニクロは一つの例で、すべての個人消耗品に同じ動きが出てくるはずです。

 

Sin0192

個人にとって不幸な事に、円安が加速しています。幸い原油だけは値下がりしており、ガソリン代や日本国内で石油を原料にして作られている商品や輸送費は円安の影響を打ち消します。しかし海外依存率が高い食料品、衣類、家具類などは値段が上昇してくるはずです。円安は日本の企業にとっては好都合ですが、スマートフォンのように中国メーカーが韓国サムソンやアメリカ・アップルよりは安い製品を供給し始めています。具体的には中国の電化製品が円安効果を打ち消す安くて十分な品質の製品を供給し始めているのです。安い製品は個人にとってはありがたい話ですが、日本の電機メーカーにとっては頭の痛い問題です。事実、円安であるにもかかわらず家電やスマートフォンは日本製品の売り上げが減りつつあります。ただしやはり円安の効果は絶大ですし、日本には購買層を喜ばせる過剰品質があり、日本製品には人気があり、技術力を持った輸出企業は大きな利益を出していますね。先日私は時計を買いましたが、Made In Japanです。ソーラー電池、10気圧防水、電波時計、曜日表示有とあまり必要もない高品質が選択理由でした。私はブランドやスタイルなど不問、機能重視ですから。

 

Sin0193

中国のバブルは日本にとってプラスとマイナスの面があります。個人消費にとってみれば商品が値上がりするのでマイナスですが、日本製品が売れる事で日本経済が維持できている事を考えますと中国の好景気はありがたいと感じています。言い換えれば中国が不況になり、円高が復活すれば、日本経済もピンチです。物価は下がるかもしれませんが、失業者が急増するか給与が下がるか、収入面の影響が大きな懸念です。日本のバブル崩壊は急激な変化でした。中国は教訓をいかし急激な変化を避けられるのではないでしょうか。成功すれば日本への影響が少なく、徐々に輸入品の値段が下がってくるはずです。今の中国バブルが落ち着きを見せながらも継続すれば、日本企業の経営が安定して給与も上がってくることでしょう。今の一番の期待は為替レートの現状程度での安定と、中国経済の安定です。大丈夫、過激なバブルは長く続きません。赤サンゴの密猟も一時的な過熱と考えています。それこそ日本の、そして資本主義の歴史からわかります。

 

Sin0194

日本のバブルの時代は、すごかったけど幸せな時代だったとは考えていません。家は買えないし、タクシーは拾えない。大部分の人にとって給料も増えなかったので増えるのは見栄で作る借金ばかりというのがバブルの実態でした。株で儲けていた人もバブル崩壊で大きな損をした人が多いですからね。本当に儲かった人は一握りです。だから崩壊も早かったのです。確かに就職だけには困らなかった記憶がありますけどね。

 

Sin0195

« バターが無い | トップページ | 特定外来種 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« バターが無い | トップページ | 特定外来種 »

フォト
無料ブログはココログ