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2014年11月11日 (火)

スーパームーン

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月は楕円軌道を描いています。その為、地球から最も離れたときと地球に最も近づいた時で満月の大きさは14%も違うそうです。スーパームーンは必ず新月か満月の時に発生するそうなのですが、なぜでしょうか。

 

まず楕円軌道と聞いてケプラーの法則をすぐに思い出す方は宇宙が好きな人か、学問全般の成績が高かった方でしょう。私は前者です(笑)ケプラーは太陽と火星の軌道を解析して法則を見つけましたが、地球と月も同じです。ケプラーの第一法則「惑星は太陽を一つの焦点とする楕円軌道上を動く」。地球と月の場合は「月は地球を…」と言い換えられます。楕円軌道ですから近づく時と遠ざかる時があることは比較的容易にわかります。

 

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それではなぜ満月と新月の時だけスーパームーンが発生するのでしょうか。実はまったく科学的な理由ではなく、ある占星術師がスーパームーンを「軌道中で地球に最接近した新月または満月」と定義したのです。つまり月が地球に最接近する時、新月や満月ではない事もあります。しかし占星術師の定義に従い、スーパームーンと呼ばないだけなのです。私は理系ですが、このような叙述的な表現も大好きです。星座占い(占星術)は全く信じないといいながら、朝のニュース番組でふたご座が今日の一番であれば喜び、最下位だと悲しんで、「でも大丈夫」グッズを探してしまいます。近代社会の悪いところですが、何もかもを科学で説明する事は面白くないですし、アインシュタインと違って私は確率論も大好きです。以前心霊現象を本気で考えてBlogに書いたこともありました。脱線したので話題を戻します。

 

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スーパームーンの定義から言えば、太陽と地球と月が一列に並び月が一番近いのですから引力はかなり強くなります。ここではニュートンの万有引力の法則が便利です(相対性理論まではいかないので安心してください)。F=GMm/r^2 ここでGは定数、Mは地球の質量、mは月の質量で、これらは不変です。楕円軌道の場合、変化するのはr、つまり地球と月の距離です。なんと距離は二乗で効いてくるのです。そこでスーパームーンの時は引力が強くなり地震が増えるのではないかという懸念があります。しかし実際には月が急に近づくわけではありませんし、月と太陽の引力に影響を受けて発生している潮の満ち引きにも優位な変化は見られないそうです。そういいながらも満月と新月の前後に発生した大きな地震はたくさんあります。しかし満月と新月の日に加えその前後を加えれば月齢28日のうち6日も該当し、約4分の一となります。神戸の震災の日が満月だったので特に関西で印象が強くなってしまいました。でも東北の地震の日はどちらかといえば半月の状態であり、満月や新月以外の日も油断してはいけません。

 

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スーパームーンの日に大きな地震が起こる可能性は十分に低いので、単純に月の美しさを楽しめばよさそうです。

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