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2014年11月15日 (土)

バターが無い

 

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原油の値段に連れて灯油の値段が下がり、暖かいクリスマス・シーズンを迎えられそうだと思った矢先においしい料理が食べられないかもしれない危機が迫っているようです。

 

「バターが売り場にない」そうなのですが、私の家ではあまりバターを使わないので気が付きもしませんし深刻な問題ではありませんでした。しかしケーキやイタリア料理にバターは欠かせません。値段の高いバターはあるそうですので、値上がりはしても手に入ると考えているのですが少なくとも支出が増えそうです。アイスクリームも値上がりというニュースがありますが、バターとの関係はあるのでしょうか。

 

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バターが市場から消えた理由はインターネットやニュースで説明されています。いろいろ細かい事が書いてありますが、根本理由は2つで酪農家が減っているのに輸入が制限されているからです。酪農家が減っている理由はTPPなどと言われていますが、もっと単純に高齢化のような気がしています。酪農には労力がかかるので、農家以上に高齢化による減少速度が速いのでしょう。「銀の匙」という酪農漫画が人気ですが、これをみて酪農家になる人が多いと思いませんし、逆に酪農家の厳しさが浮き彫りとなっているため辛そうだと感じてしまいます。定年後に農業を始めるという人を聞きますが、酪農を始めるという人は聞きません。それ以上に大きな問題なのが輸入制限です。乳製品の輸入制限は農産品より厳しく、消費者としてはTPPに期待しています。日本のバター製品も海外より高品質ですから、TPP後は値段が高くても売れる商品として儲かるはずですけどね。特に中国では日本のお米が人気で高くても売れるのに、輸出制限のため豊作の米が日本で余って値崩れというつまらない状況を見ていると不思議で仕方がありません。消費者として、お米の値段が下がるので助かりますけど、ビジネスチャンスをつかむにはいくつかのリスクと一瞬の決断力が必要なのですけどね。

 

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慢性的にバターが品薄となれば間違いなく代替品が市場を伸ばします。マーガリンが中心だと思いますが、それ以外の新商品も出てくるでしょう。そうするとバターは市場を奪われてしまいます。品薄なら緊急輸入をしてでも市場を維持する決断が必要です。例えばバターが原因でケーキが作れないのであれば、「代わりに鍋」という意見が出てくるかもしれません。それが人気となって、「クリスマスと言えば鍋」という風潮ができてしまえば、バターに加えてクリスマスケーキの市場は一気に縮小してしまいます。少子高齢化の時代、ケーキよりは鍋という家庭が増えてもおかしくありません。バターが無ければご飯食に戻すという家庭も少なくないでしょう。酪農家、および政府は危機感を持つべきです。

 

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個人的にはバターの値上がりよりアイスクリームの値上がりの方が痛いかな?バターは家計費、アイスクリームはお小遣い(笑)

 

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