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2014年5月17日 (土)

幻想映画館 堀川アサコ

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主人公 スミレの恋愛小説…ではありません。

 

ただ幻想郵便局である程度ネタバレしているので恐怖感はかなり薄れてしまいます。もちろんそれなりに怖い話なのですけどね。背景は郵便局と同じで「ゲート」を持つ映画館。昭和が漂う雰囲気から昭和世代が読んだ方がおもしろいだろうと感じられる作品なのですが、読者のターゲットはやはり高校生でしょうか。文学作品を期待してはだめです、娯楽作品。そういう意味で誰でも気軽に読めます。ただ幻想郵便局は先に読んでいただきたい。

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前作もそうですが、少しだけゆがんだ女性の心が不思議世界に吸い込まれる起因となっています。これはネタバレにはならないと思うのですが、本作の主人公のスミレには霊感があるのです…あ、前作もそうでしたね。その霊感で持って事件解決に一役買うのですが、本筋は彼女の不幸な家庭事情にあるように感じます。ゆがんだ彼女の環境が作品の最後では整理されていきます。そういう意味ではハッピーエンドでしょうか。

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しかしやはり影の主人公は真理子さんです。この作品をもって真理子さんは姿を消しますので、次の幻想日記店は明らかに別の作品となります。真理子さんのファンである私にとっては少しさみしい物語です。真理子さんは男性との関係に関して自由奔放な人ですが両作の主人公にとっては唯一最強の味方?です。少なくとも友人であり、精神的な弱点を埋めてくれる人でした。

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真理子さんとの別れは少しゆがんだ主人公たちの自立を意味しているのかもしれません。

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