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2014年5月 4日 (日)

消失前の首里城

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ニュースの話をする前に、戦後の首里城復興について説明をしておかなければいけません。
まずは安土城、当時日本最高のお城だったのですが完成と同時位に延焼、十分な図面が残っておらず幻の城です。しかし首里城は背景が大きく違います。琉球が日本に占領されたのは第一歩として江戸時代であり、最終的に明治維新の廃藩置県でしょう。勝手に「沖縄県」という名前が付けられましたがそれまでは日本の他の藩とは異なる「国王」がいました。首里城はその王宮です。日本に占領された後もお城は残っていましたが、第二次世界大戦で焼失してしまいました。第二次世界大戦唯一と言っていい陸上戦は多くの人の命を奪い、沖縄の歴史的な建造物である首里城を跡形もなく消し去りました。
Ngt0021 姫路城や鳳凰堂が最近復旧され「鮮やかすぎる」という批評もあるようですが、原形が残っているものを復活させているので比較的簡単な作業です。しかし首里城は写真がありませんでした。多くの人が戦死しており、王宮であるだけに内部を知らない人が多い中での復興は大変苦労されたと聞いています。大阪城の中に入れば単なる近代建築(エレベーター付き)ですが、首里城はあでやかながらその内部には細心の注意を払って復興が行われています。それでも記憶だけからの復興は難しかったでしょう。私が6年間通っていた小学校は廃校となり、今では跡形もありません。その学校の図面を書いてみろと言われても、あまり自信がありません。特徴的なところは覚えていますけどね、6年間毎日通っていた場所でさえもその程度であり、「そこに飾られていた絵をかけ」と言われても無理です。首里城の装飾復活には多くの議論があったことでしょう。
Ngt0023 この度、アメリカ空軍の映像の中に消失前の首里城が残っていたそうです。当時の航空映像ですからその画質は建物の形がわかる程度でしょう。それでも貴重な資料であり、最近の白黒をカラーに戻す技術などを駆使して、ぜひ失われた首里城の姿をよみがえらせていただきたいですね。特に特徴的な前庭の赤白模様は調査できるかもしれません。日本政府が国を出して間違えている部分があれば修復してもかまわないとさえ思っています。それほどに貴重な資料であり、首里城のせめてもの復活はいまだ戦後のアメリカ軍隊支配に苦しむ沖縄の人たちにとって喜びとなるはずです。

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改造後の首里城、ぜひ見てみたいものです。
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