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2014年4月24日 (木)

「ふるさと」の歌詞を考える

Kyo0228

「兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川…」ふるさとという唱歌が作られ100周年だそうです。しかし日本は100年の間に大きく変わり、人口のほとんどの人たちが故郷で兎を追いかけたことはありません。小鮒を釣る人はまだ少しくらいいるかもしれませんが、それでも30代以下ですと10%にも満たないかもしれません。関西のニュースで学生が「自分たちのふるさと」ということで歌詞を書いているシーンが放映されました。若者が書く歌詞を見てアナウンサーが「かわいそう」と言っていたのですが、意味が分かりません。今の都会の故郷の方がはるかに楽しい事は間違いなく、兎を追いかける事に魅力を感じる子供は決して多くないはずです。「うらやましい」が正解かもしれません。
Kyo0231 さて私の「ふるさと」は高度成長時代の広島県呉市です。造船と自衛隊の町、近くにはマツダの本社もありました。港町ですが沿岸はすべて工業地帯、海水浴には適さない水質で海が近くても「海の町」という印象は残っていません。一方で山が海の近くまで迫っていて友人は山を登った場所にありました。中学校通学も毎日が山も登り、そのため山の印象が強いふるさとです。それでもウサギなど見たことはありませんし、フナやウシガエルは中学での解剖実験のためみんなで釣りに行った程度です。蛇やイタチ位なら見たことはありますけどね。山が多いため田畑はほとんどなく、山が近いとはいえ頂上までと言いますと遠足や凧揚げで登る程度でした。つまり自然と触れ合うのは年に数度のイベントであり、故郷の印象ではありません。
Kyo0232 私にとっての故郷は住宅地です。多分多くの人がそうでしょう。特に呉市は軍港として栄えた時期に木々が伐採され、また大空襲で緑が焼かれ街中に緑の無い「灰色の住宅地」でした。特に当時は公害規制がほとんどありませんでしたから、今の中国都市部よりはるかにひどい公害です。顔を洗えば煤で汚れ、海で泳げばヘドロだらけ。「それでも今、生きている!」と驚くほどに汚れていました。ただ気管や鼻の病気には苦しめられましたね、今でも時々その時の影響で耳鼻科に通う事があります。ふるさとにあまり良い印象はありません。帰省はしますが、親に会う以外楽しみの無い街です。友人もほとんどすべて呉からは出て行っており、高齢化、過疎化が深刻です。
Kyo0234
私にとってのふるさとの風景は路地と坂道です。魅力のない印象かもしれませんが、それでも幼少期はとても楽しい日々を過ごしました。故郷とは野山のような田園風景の美しさを指す言葉ではなく、個人の思い出の滞留地という意味なのでしょうね。

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