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2014年4月14日 (月)

ブラック企業議論 ワタミの改善策

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ワタミが全店舗の10%を閉鎖し他の店に配員、一人あたりの労働時間を減らすことを決定したそうです。
彼らはほとんどが時給制のアルバイトでしょうから、労働時間が減る一方で間違いなく手取りが減ることになるでしょう。「政府の指示に従った」という事ですから、アルバイト従業員は苦情も言えません。ワタミとしては不採算店を切り捨てる良い機会でもあり、企業としては実に頭の良い作戦ですね。ただサービス残業が減るかもしれませんから全く無意味とは言いません。

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政府の労働者保護は時に一部の労働者を苦しめることにもなります。ワタミの場合、離職率が高い事や自殺事件があったことからブラック企業と言われました。自殺の件数は決して多くないので、これらのパラメータを基準にブラック企業を決めること自体間違えた流行です。特に離職率の高さが労働時間の長さが原因と決めつけるのはよくありません。離職率は「やりがい」や賃金に影響を受けます。私が勤めている会社も外資系でなくなった瞬間に労働時間にも給料にも変化が無いのに離職した人が数名出ました。「外資系」という魅力がなくなったからです。時給が安いから残業せざるを得ない、歩合制の様な評価基準があればノルマ達成のため長い時間働くことになる、政府は企業が選ぶ方法に制限を付けず離職率を下げるよう指示するので、企業は都合の良い対策を取り労働者が一段と苦労する事になります。

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派遣法の改訂が検討されていますが、これも大きな問題です。企業の中でもプロジェクト業務などはどうしても短期間の優れた労働力を期待します。大きなプロジェクトですと3年では終わりませんし永年雇用も困難ですが技術力を必要とするため比較的高い給与を提示します。今回の法の変更は永年雇用を促す目的ですが、企業に永年雇用ができない背景があり派遣労働者を使っている以上、3年と言う期限を付けられるとその後は「社員の残業による対応」に走るしかありません。スキルを持った派遣労働者にとって市場が減り、不利な法律になりかねません。

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一方で雇用全体が改善しています。派遣労働者も「売り手市場」になりそうですし能力のある人は正社員として採用されそうです。5年もたてば派遣労働者が減少しブラック企業は自然に淘汰されるのかもしれません。

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