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2014年4月26日 (土)

日本建設業の崩壊

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最初はうれしい悲鳴だったのだと感じていますが今は本当に悲鳴となってきました。
景気の実感以上に建設業務が増えているようです。しかし仕事が増えても受注できない企業が増えています。理由は簡単で需要と供給のバランスです。まず需要が増えた理由ですが、もちろん好景気もあります。しかしそれ以上に現状維持のための仕事が増えているのです。例えば首都圏の高速道路補修、東北の復興事業、原発停止長期化に伴う火力発電やソーラーパネルの増設。バブル時代に先送りで乗り切ってきたひずみが今になって耐えられなくなり、日本中の建造物が悲鳴を上げています。

Ngt0001 一方でなぜ供給が無いのでしょうか。ここで供給とは人手であり、明確なほどに人手不足なっているのです。バブル崩壊後、公共事業が激減しました。そのため建設業は人員を削減したのです。解雇はしたくないので新入社員の採用を抑えました。その期間が20年近くも続き、中堅層は全く育っていません。急に仕事が増えても工事を仕切ることができる人は限られています。新規採用にも大きな問題があります。求人倍率もやっと1倍を超えてきましたが、土木建設業に関しては7倍近くになっているそうです。つまりだれも建設業で働きたくないのです。確かに仕事がハード、昔のように体育会系の学生は多くありません。中堅層がいない事から教育も不十分でやめていく新入社員も多い事でしょう。それでも最近工事を頼むと経験の少ない人の割合が5割を超える時さえあり、安全第一の現場に不安感が広がっています。

Ngt0006 先日神戸駅前のビルの解体工事で足場が崩れたという事故がありました。この時は素人が見ても危ない足場だったと言われていますし、事故当時に作業員は3名だけだったそうです。工事の請負会社の社長は行方をくらまし、人手不足と技術伝承の不足が原因ではないかとニュースになりました。また公共事業の入札でどこの企業も入札してこないという状況が3割近くにもなるとのニュースもありました。昔だったら飛びついた企業はたくさんあったのですが、仕事が多いうえ倒産してしまった会社が多くて入札不調に終わっているのでしょう。

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私たちの会社でも人手が集まらず工事が遅れています。海外からの人員募集などで改善はしてくるのでしょうけれども、不安は上昇しています。

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