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2014年3月21日 (金)

何故ベースアップが必要なのか

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赤字経営で倒産が恐れられていたパナソニックがベースアップを行うそうです。サラリーマン(死語?)としてベースアップはうれしい限り。すべての企業がベースアップできるわけではありませんが、大企業が率先してベースアップをすれば中小企業にも少なからず影響します。計算してみれば消費税の増加分も賄えないベースアップかもしれませんが、それでも明るい話題です。

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ベースアップとは「生活水準の向上」としての昇給です。通常の昇給は物価変動に合わせたものであり、ベースアップ分が加算されることで初めて生活水準が上がります。企業はグローバル化の波にのまれてきました。円高環境の中、賃金はアジアや中国の給与と比較され、長い間押さえつけられ、結果として人材の流動化が起こりました。後継者不足やシャープで発生した技術流出の問題は人材の流動化の結果です。日本の給与体系自体に問題がありますが、日本の場合は今でも能力による差はほとんどつかず、平均的に上昇します。優秀人材の繋ぎとめが難しい給与体系ですが、終身雇用のおかげで助かっていました。しかし終身雇用は崩壊しつつあります。

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能力給は評価に難しさがあります。優秀な人材を選ぶということは、反面として評価の低い人が出てきます。日本人にとってこの「低い評価を付ける」評価が上司としてものすごくつらい、そのため能力給のシステムがあっても十分に活用する事は難しいのです。昇給は単なる生活の安定ではなく、仕事にやりがいを感じる事ができる重要な要素となります。小さくてもベースアップがあれば、離職率を下げる事ができるでしょうし、会社にとっても社員のやりがいで高い成果を上げられる可能性が増えます。

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企業にとって厳しい経済状況は今でも続いていますが、流動化しつつある雇用状況で優秀な人材をつなぎとめるためにもベースアップに期待したいところです。

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