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2014年2月23日 (日)

電化製品企業の競争

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シャープ、パナソニック、ソニー、日本の代表的な企業が倒産寸前のところまで行きました。急激な円安でソニーを除けばどうにか立て直しましたが、電化製品企業の不況は円高だけが理由だったのでしょうか。

 

明確な理由は液晶テレビにあります。比較的高い技術を要した液晶テレビですが、日本の不況による給与レベルの低下で日本(特にシャープ)の技術者が韓国に流れました。もう忘れたかもしれませんが韓国と日本が良い関係を維持していた時期があり、人材交流も激しかったのです。結果として日本の液晶技術は韓国に流れました。開発費をかけず液晶を作ることができた韓国は当然コスト競争力があり、世界シェアを独占します。これは韓国が悪いのではなく日本企業の失敗です。情報管理の甘さ、エンジニアに対する処遇、また市場変化に即応できなかった大企業の反応の鈍さもありました。しかし不振は液晶テレビだけが原因ではありません。

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掃除機を見てみますと、ダイソンなど欧米の企業が日本で大きなシェアを握っています。日本の掃除機より値段が高いのですが、それでも人気です。機能性、特徴、デザイン、日本企業は後れを取りました。各メーカーがサイクロン掃除機を出していますが、オリジナリティに欠けます。高度成長時代の日本だったらよかったのですが、「物まね技術」は現代の日本で印象が良くありません。最近の家電製品を見ますと、20年前からほとんど機能に変化がありません。日本は開発能力を失ってきたように感じます。ただ自動車企業でトヨタのハイブリッドが世界を制圧しようとしているように、日本の技術低下は日本の電化製品に偏っていると感じてしまいます。

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なぜこんなことになったのか、かつて世界が驚く電化製品を生み出してきた日本企業はどうなってしまったのか。最近世界を逆転してきた企業、例えばダイソン、アップルなどを見てみれば、小さな企業であり、社長に決断力があり、チャレンジ精神を忘れませんでした。だから画期的な掃除機を作り、iPhoneでスマートフォン自体を携帯電話の標準にまで押し上げる事が出来たのです。日本企業の問題は、保守的であり、開発に対する斬新さやスピードの欠如、オリジナリティの欠如です。もっと大括りに言えば大企業病です。利益の維持に重点を置いたから徐々に陳腐化したのでしょう。

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医学の世界では大発見を続出し、車業界では世界を塗り替えている日本。お家芸、電化製品の復活を期待します。

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