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2014年1月20日 (月)

バンコクのデモは何によって収束できるのか

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タイのデモはインラック首相が辞めれば収束するでしょうか。私はそう考えていません。今のタイの問題は二つの勢力が比較的均等に競合し、片方が政権を取ればもう片方がデモをする繰り返しにあります。

 

日本でも政治不安は渦巻いていますがタイのような大規模デモは起こりません。タイのデモの最大の要因は「好況」にあるような気がしているのです。タイの経済が向上し利益を生むようになった時、「利益を誰が手に入れるのか」という派閥争いが闘争を激化しています。もともと大統領が自分の持っている地盤沈下するような価値のない土地にタイ国際空港を移動させ大儲けした事から大きな問題になり始めたと記憶しています。

 

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笑顔の国であるタイ、でもそれは仏教に基づく作法であり、笑顔の国だから争いが無いという理由にはなりません。また年中暖かいので冬になったら寒いのでデモが終息するという事もありません。若い人は便乗犯的なところがあり、日本の冬のように寒くなれば主義主張が本来はないのでデモに出かける事が嫌になります。日本で時々起る暴動的な行動は本当にブームの様で、1か月続くことはありません。気候もそうですが、若年層が煽動に飽きてしまうのです。しかし高度経済成長の日本で大規模なストライキが発生したように「大好況になると利益を得るための行動が起こる」というのは一つのパターンのような気がしています。

 

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それではなぜ、タイは好況になったのでしょうか。かなり前ですがタイに行ったとき食品の安さには驚きました。もちろん為替差が大きな原因ではありますが、熱帯では食物が簡単に育ちいわゆる「供給過多」がおきているのでしょう。そのため物価が上がらず、人件費も上がりませんでした。給料が安くてもタイの人は食料が安い、住居費が安い、冬服が必要ないなど熱帯特有の事情に助けられて生活ができたのです。しかし貿易が発達することで、熱帯の作物が世界に供給されて利益を上げるようになりました。そのりえきっで開発が進み、観光都市であるバンコクの魅力、笑顔の国民性で仕事がタイに流れ込んだのでしょう。

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デモはタイにとって利益にはなりませんが、タイの活力を表すバロメータであることも確かです。

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