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2013年11月27日 (水)

震災前の破損

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福島の原発4号機で震災前に燃料棒が数本破損していたそうです。中には25年前に破損したものまでもあるのだとか。

 

まあ、4号機は震災による大きな事故がなかったので「よかったよかった」としましょう。問題は別の原子炉です。例えば13号機の原発事故が事前にあった破損が原因で地震と津波による被害拡大により安全を確保できなかったとしたらどうでしょうか。例えば容器に傷がついていた、ベントが壊れていた、燃料棒が曲がっていた、そこが地震で破損して温度上昇や容器の破損を誘引した。

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私は小泉元首相のように原発を完全否定するつもりはありません。原発の燃料はばらまくだけで兵器になる危険な存在ですから、ある程度の秘密主義は「セキュリティーの面から言えば」必要と考えます。しかし安全面の情報は徹底的に明確にして、破損した燃料棒を地震国の日本で25年も放置するようなことはあってはならないと感じています。この問題が隠蔽されていたとすれば、それ以降に作られた原子力発電所は教訓を生かせなかったことになり、同じ問題が複数の原子力発電所で発生している可能性は否定できません。原子力エネルギーの再利用を開始するには、安全対策の根本的な変更が不可欠です。

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例えば燃料炉にモニターとガイガーカウンターを付けて官庁なり民間の監視機関がモニタリングをするだけでセキュリティー面の劣化なしに情報公開が進みます。これで原発が安全になるわけではありませんが、隠蔽による地域住民への被ばくや巨大地震が発生した時の被害軽減にはつながります。いままで投資してきた原発をすべて廃棄する事は利用者のコスト負担が大きすぎますから現実的ではありません…現実となりつつありますが。小泉元首相が反原発に傾いた理由は安全面の改善が見えない事にもあるように感じます。再稼働を目指す多くの原発が小手先の改善で済ましており、組織改革を含む根本解決を行っていないからです。

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震災前から破損があったというニュースはあまり大きく取り扱われませんでした。これは日本人が原発事故に慣れてしまい、感覚が鈍っているからだろうと心配しています。震災前であれば一面トップのニュースだと考えます。

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