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2013年9月30日 (月)

「風が強く吹いている」 三浦しおん

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人の涙腺を緩める原因は個人ごとに違います。私の涙腺はスポーツものに弱い。

 

電車で通勤している時、涙腺を開放しそうな本を読むべきではありません。通勤電車で廻りを小学生に囲まれている中、嗚咽をこぼさないように遠くを眺める姿は周りから見ればかなり奇妙な存在だったのではないでしょうか。高校までスポーツに没頭していたからスポーツ根性ものに弱いのかもしれません。しかし小説で主人公クラスが死亡したり病気になったりする話は簡単に人の涙を誘い卑怯だと感じており、好きではありません。感動で人の涙を誘うのが素晴らしい小説だと感じています。「風が強く吹いている」はその意味で素晴らしい作品です。

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三浦さんの本は何冊か読んでいるのですが、首をひねる事も多くあります。ちょっと下品な話題もよくあります。同じ人が書いているのかと驚くほどに、美しいほどの清楚なスポーツ根性ものです。三浦さんは「根性もの」と言われると心外かもしれません。スポーツは根性論ではなく科学だ、という雰囲気を持った現代風な小説です。でもやっぱり根性論だ(笑)

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箱根駅伝が始まるまでは、かなり「たらたら」と物語が進み読むスピードが上がりませんでした。しかし本の後半、駅伝が始まってからはずっと涙が出そうで大変でした。感動部分が長すぎる…。主人公が走なのかハイジなのか議論になりそうです。2009年に公開された映画ではハイジが主人公になっていたのでしょうか。私も本を読みながら悩んだのですが、結局ダブル主人公なのでしょうね。予告編を見る限り映画では余分な感動脚色があったようですので小説の方がよさそうです。余分な脚色は逆に感動を醒めさせます。

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後半は2日で読んだのに、読み切るのに1年程度かかったことは大反省(笑)

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