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2013年9月 1日 (日)

国際連合の影響力

Kyo0437

日本でのみ話題となっている国連事務総長の失言は気にならないのですが、シリア問題に対する国連の影響力が気になります。「イラク問題の反省」が国際社会にあることは間違いありません。しかしながら過去から気になる常任理事国の「拒否権」にそろそろ無理が生じてきたことも確かなようです。議論をする前に問題点をまとめておきます。シリアが化学兵器を使った模様です。状況から99%の確度と感じますが、100%ではない事が重要です。核兵器と化学兵器が使用された時、軍事制裁を行う事は国際法なのでしょうか。もしくはそれに近いもののようです。

Kyo0439

イギリスが国連に対して化学兵器使用が明確なシリアに対して国連軍による軍事攻撃を提案したようですが、いつものごとくロシアが拒否権を利用して否決されました。中国も拒否権を使いそうです。しかしイギリス、およびアメリカは「正義の旗」でシリアに対して軍事行動を起こそうとしています。日本人として人道行為による軍事行動という矛盾には悩まされるところですが、問題はそこではありません。

Kyo0443

国連が否決されたのに各国の独自判断で他国を攻撃する事は危険です。なぜそのような行為が発生するかと言えば国連がうまく機能していないからだと思います。拒否権の問題はあります。大国とはいえロシアと中国の拒否権は多数決という考え方を無にする、別の意味での独断です。日本の憲法9条問題ではありませんが、なぜこの拒否権というルールを変えようとしないのかが不思議です。そして国連の決議を無視してイギリスやアメリカが攻撃を開始しても国連に抑止力がありそうもありません。イギリスやアメリカを非難して軍事行動を起こそうとしても、アメリカが拒否権を使うのは明確ですからね。つまり国連は機能しないことを意味するのです。

Kyo0438

イギリスとアメリカは遂にしびれを切らし国連を無視するのだと感じていますがモラルとしてはどうでしょうか。シリアという局地的な問題だけではなく、第二次世界大戦後に気づいてきた国際連合という仕組みが崩壊の危機にある事こそ国際的な危機と感じます。イランが「中世に戻るような行為」と言っていますが、同感。イギリスの下院議員の決断に賛成です。

Kyo0440

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