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2013年8月31日 (土)

「はだしのゲン」

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私は広島県の出身で、他県の方にはあまり知られていませんが私の世代の広島での原爆教育は苛烈ともいえるものでした。小学生の頃、夏は恐怖で夜も寝られないほどでした。最初にこの一行をはさんでおいた方が良いと思いましたので。

 

もちろん被爆者の体験話はリアリティがあり、アメリカとソ連の冷戦がありましたので核兵器はいつ頭上に落ちてもおかしくない状況でした。トラウマとは言えませんが、福島原発の事故に自分ながらに過剰すぎる反応を示したのは、やはり幼少期の教育によるものです。また原爆資料館にある展示は今でこそ色あせてしまいましたが、私が見たころにはまだ生々しいものでした。そういう意味である程度、原爆の恐怖に慣れていた私でも小学生の時に読んだ「はだしのゲン」は衝撃的でした。

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ストーリーの悲しさ以上に描写がリアルで、原爆資料館からの情報をより細かく伝えるものでした。小学生で漫画が好きだった私でもさすがに読み返すことはできませんでした。それでも実によくできたストーリーでしたし、原爆による直接被害も間接被害も丁寧に描かれていましたから、強く印象に残っていますし資料としての価値は高いものです。もちろん誰もが読むべき「資料」と考えますが、では小学生が読むべき内容でしょうか。確かにここには不安があるのです。核廃絶は大人の責任です。大人になるまでにぜひ読んでほしい漫画ではあります。しかし原爆の情報をほとんど知らない小学生が読んだ時、健全と言えるのでしょうか。単なる不必要なほどに過度な恐怖だけで核兵器廃絶に対する効果があるのでしょうか。

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私は中学生が読むべき本だと感じています。高校生くらいでもいいかもしれません。TEEN世代の直感的に吸収する世代が読むにはとても良い本だと感じています。被爆者体験談に触れる機会が無くなってきた今、必読文書にするくらいで構わないような気がします。しかし小学生には配慮があってよいように感じます。「禁止文書」にするというのは気になるところではありますが、親が判断する程度の制約は加えておくべきです。それほど過激ではあります。多分、広島と長崎の子供たちと他県の子供たちの感じ方は違うでしょう。原爆ドームや資料館に行ったことが無い人が読めば、かわいそうな話で終わってしまうかもしれないのですが、それでは意味が無いのです。私がそうだったように2度読みは怖くてできない人が多いと思います。そのために十分に内容が理解できる世代の学生が読み、小学生には読まさないほうがより効果的なのかもしれません。

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一個人の意見としまして。

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