« ハイブリッド、新しい時代へ | トップページ | マウスという大発明 »

2013年8月 6日 (火)

石油、石炭、天然ガス

Kyo0268

ヨーロッパが割高な天然ガスを避け、石炭発電に回顧しています。なぜでしょう。

 

石炭と言えば採掘に危険が伴い、CO2発生量が多く、煤煙も出るので環境に悪いという印象があります。しかしガソリンや化成品を含め最も使いやすい石油は投機的な売り買いによって需要と供給のバランスとは関係なく値段が上下します。また採掘場所が限定されるため、中東情勢の影響を受けやすいのも弱点です。エジプト不安でスエズ運河に不安があっても日本には全く影響ないのですが、中東とヨーロッパのルートが断絶される可能性がある以上、石油の国際価格が上昇し日本も影響を受けるのです。

Kyo0266

驚いたのは天然ガスです。天然ガスの採掘量はアメリカのシェールガス革命を受けて膨らんでいます。しかしアメリカは輸出を禁止しており、日本にのみ解放しようとしています。ヨーロッパには供給されません。その上、天然ガス生産量が多いロシアが中国との膨大な商取引を始めたため、ヨーロッパへの供給量に懸念が出てきたのでしょう。つまり石油と天然ガスに限ればヨーロッパは日本と同じくらいに供給への脆弱性があるのです。

Kyo0263

その一方でヨーロッパには上質の石炭があります。ここが日本とは大きく違う点です。何百年使い続けてもなくならないほど大量な埋蔵量があり、日本での採掘のような危険性が比較的少ない、つまり地表に近いところにあるので複雑な坑道を必要としないという利点があります。加えてヨーロッパにはしっかりとした鉄道網があり、石炭輸送が石油並みに楽なのです。技術の向上で煤煙の問題も解決できます。あとはCO2がどうにかできればよいのですが。

Kyo0269

ヨーロッパは経済的に余裕が無くなりました。EU通貨の問題は温暖化対策への意欲をそぎました。またエネルギー効率さえあげる事が出来れば、CO2の発生量も抑える事ができます。例えば石炭の液化や粉末化による燃焼により環境にやさしい石炭発電が可能になってきたのです。日本にも石炭はあるのですが、あまり質が良くありません。原発が使えない今、東南アジアからの石炭輸入で発電を考える電力会社も出てくるでしょう。ただ日本は厳しすぎる環境法律がありますから実現できるかどうかは不透明です。

Kyo0265

« ハイブリッド、新しい時代へ | トップページ | マウスという大発明 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ハイブリッド、新しい時代へ | トップページ | マウスという大発明 »

フォト
無料ブログはココログ