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2013年8月23日 (金)

水素自動車を考える

Kyo0381

燃やしても水しかできない水素自動車。電気自動車と同じく二酸化炭素が出ないので着目されています。

 

電気自動車が電気を作るために発電しなければいけない、その大部分は化石燃料という事で伝送ロスを考えると低公害とは言えません。原子力発電があってこそ成り立つ公害防止対策であり、ハイブリット車の方が環境に良かったりします。電気自動車に乗りながら原子力発電に反対するという人にはかなり違和感を覚えてしまいます。ただガソリン税がかからない税優遇されている電気はガソリンより安いのでものすごい距離、例えば日に100km以上乗るのであれば電気自動車の方がガソリン車よりは家計には優しいでしょう。ただ本体の値段差が大きいのでハイブリットや軽自動車と比較すると微妙ですね。

Kyo0371

水素自動車も同じなのです。水素を作る実用的な方法は二つです。一つは現状、市場の9割を支えるメタン、つまり天然ガスからの製造です。工場内の消費では重油をガソリンなどに分解するとき発生するオフガスという軽質残渣ガス、つまりがゴミに近いものにメタンや水素が大量に含まれるのでここから作りますから環境に良いのです。しかし水素自動車の分まで製造できません。天然ガスを使う場合、最大の弱点は大量の二酸化炭素ができる事です。つまり車からは二酸化炭素が出ないのですが、エネルギートータルとしては水素製造時に大量の二酸化炭素を排出する車になりガソリン車より環境に悪いのです。二酸化炭素を地中に埋めることはできますが、日本では地質の環境悪化などが考えられ難しいでしょうね。水素自動車の最大の問題は取扱いが難しい水素という燃料ではなく、副生物として発生する二酸化炭素にあります。つまり環境に悪い車なのです。

Kyo0373

学校で習いましたね、水を電気分解すれば水素と酸素ができます。この方法には電気が必要です。それだったら電気自動車にしたほうがよっぽどいいという矛盾(笑)現在他に水素製造方法が無いか研究がすすめられていますが、放射線を使うしかなさそうで原発とあまり変わらないリスクがあります。個人的には都市ガス、つまり天然ガスにわずかに含まれる水素を分子フィルターで回収してはどうかと考えます。とても大量の水素自動車を走らせるほどの量はありませんが、例えば公用車分程度であれば製造可能かもしれません。

Kyo0388

しかしやはり現実的なのは原子力発電の再開による電気自動車となるでしょう。原発の安全性には不安があり、ジレンマですね。値段を言えば電気自動車と同じでガソリン税が無い分水素の方が安くなりそうです。大量に炭酸ガスをつくりながら家計にやさしい水素という事も言えるのですが、これも地球温暖化を考えるとジレンマですね。

Kyo0385

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