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2013年7月 7日 (日)

進化するパソコン、低下する技術力

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コンピュータの世界に限ったことではありません。

 

2007年問題と呼ばれる大きな世代交代の波が起きました。最近国内の工場で大きな事故が増えていますが、「日本らしい」技術力の低下が原因の一つと言われています。日本らしさの低下は技術のグローバル化が進んだという意味と同義です。では日本らしい技術って何でしょう。泥臭い技術などと言われますが、非効率なほどに詳細なエンジニアリングに代表されます。どんな小さな問題もコストをかけてつぶす精巧な技術です。過剰品質なんて言われることもありました。日本の技術にとってコストというのは人材です、高級な機械ではありません。リストラが流行する前は余剰と言われた優秀な社員がたくさんいました。グローバル標準では余剰でも日本の安全と品質を守ってきた日本らしい技術でした。

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高度成長が人を養ってきたことも事実です。新しいものを作って使い始める時に経験が蓄積されます。最新技術と勘違いされるコンピュータ技術もそうで、高度成長期には非常に高度な安全ロジックを持った「カスタムメイド」のソフトウエアが主役でした。しかし現在、コンピュータの世界もグローバル化が進んでいます。Windowsとアプリケーション、ソフトウエアがパッケージ化された一方でカスタムメイドの自由度を失いました。99%はスタンダード・パッケージで問題ないのですが、残りの1%の不具合が大きな事故につながりかねないのです。その1%を防止するカスタムメイドが今の日本の技術力ではできなくなってきました。

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もう一つの問題はパソコンの変化速度です。Windowsはものすごい勢いでVersion Upが進みます。かつてソフトウエアは10年以上使えるのがあたりまえで、20年を超えるベテランプログラムも多数存在しました。しかし今、多くの企業はWindows XPからWindows 7への更新で混乱しています。すでにWindows 8の時代ですし、8.1ももうすぐリリースされるのですが…。企業としては「早く処理できるようになる」「操作方法が改善する」などという変化は聞こえがいいものの安全には大問題でいい迷惑なのです。操作に慣れたプログラムが変わらない速度で動くことはベテラン職人にとって重要なのです。最新のIntelパソコンには古いWindowsが入りませんし(Virtual Serverという手はありますが)パソコン自体が5年から7年で補償切れです。バージョンアップの仕事に追われてエンジニアは新しい技術を育成する時間が無いですよね。しかも習得した技術は3年もすれば時代遅れです。

 

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グローバル化の弊害で、物の単価は安くなりましたが、安全面の劣化と担当者のストレスは大幅アップです。


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