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2013年6月10日 (月)

クラゲの夏がやってきた

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エチゼンクラゲが漁業に打撃を与え、水クラゲが発電所を脅かす夏がやってきました。なぜこんなにクラゲが増えたのでしょうか。

 

「温暖化」というつまらない結論は報道ステーションのために残しておいて、根本原因を考えます。特に瀬戸内海に言えることは水質の改善です。水質が悪いとは毒素が多いという意味ではありません。一般的に汚染とは「富栄養化」でした。その為、赤潮が発生し特定のプランクトンのみが増えて魚のエラなどに付着し、海の生物を死滅させました。今、瀬戸内海の海から栄養が減り、すべての海の生物に対して健全は環境となりました。事実、毒のある生物は水質改善で増えています。

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クラゲは細胞分裂のような形で増える事ができます。特に水クラゲの発生源であるポリプは人工物、例えば船底や岸壁など平らな部分に付着しやすいそうです。魚が食べてくれればいいのですが、豊かになった瀬戸内海で魚たちはわざわざリスクの高い岸壁でなくても餌を得る事ができるようになりました。もちろん、クラゲにとっても餌は豊富です。健全で波の少ない瀬戸内海ですからクラゲが大量発生する環境が整っています。もちろん人間が作る構造物がクラゲにとって都合の良い存在であることも水クラゲだけが大量発生を引き起こす原因になっています。

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発電所がクラゲに苦しむ原因は大量に海の水を使うからです。クラゲは発電所に行きたくもないのですが、吸引されているのです。発電所以外の工場は川の水を使う事が多いのであまり大きな被害を受けません。それでも私の勤める工場も多少は海水を使っており、年に何度かダイバーがクラゲ除去に向かうという苦労をしています。また陸に上げたクラゲが乾燥し、毒針が風に乗って飛ぶため「かゆい」「痛い」という被害もあります。ただどちらが被害者かと言えば陸に上げられたクラゲの方が被害を受けているのでしょうけどね。

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エチゼンクラゲの話題まで行きませんでした。こちらは中国排水の富栄養化が影響しているように感じているのですが、別の機会に。

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