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2013年6月 2日 (日)

景観条例に対する疑問

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金沢で駐車場の路面が水色に塗られ、物議を醸しています。景観上よろしくない派手な色という事です。

 

どうも腑に落ちないのは、なぜ日本文化と言えば暗い色にしなければいけないのでしょうか。そもそも奈良の大仏は金色でしたし、歴史のある仏像や建物はカラフルでした。平安京など目に痛いほどカラフルな街だったはずです。ではなぜ今暗い色なのかと言えばメンテナンス不足、江戸時代など侍の時代に京都や奈良に対して文化予算が割かれなかったことで「色あせた」「保守ができなかった」という事です。日本のカラーは本来ビビットです。今でも鳥居や一部の神社は外国人が驚くほど派手ですね。カラフルなのが日本文化だと感じているので、なぜカラフルを禁止するのかわかりません。文化ではなく高齢化社会、戦前の節約時代の名残ではないでしょうか。

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京都駅ができたときも景観問題は議論になりました。しかし本来、京都の人たちは新しいものが好きな文化を持っています。かつての首都であった京都には日本どころか世界中から文化が集中し、新しいものに飛びつく性格が京都人の粋でした。最近でも京都では派手な着こなしの着物やカラフルな手ぬぐいをよく見かけます。古い文化と新しい文化を融合させるのが京都文化の魅力であり、今も生き残っているのです。京都で見かけるコンビニの色は抑え気味ですが、あれは地味にしているのではなく、単に京都らしさを身にまとう事で集客をしているのです。文化ではなく商売として成り立つから色を塗り替えたのです。

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一方で金沢を擁護する必要もあります。京都の貴族社会と金沢を形作った武家社会は異なります。質実剛健、黒を基調とした戦闘的な色合いが重要かもしれません。ただ戦国時代の甲冑は驚くほど派手です。今のような迷彩色ではありません。「質素」が広がったのは江戸時代です。今回の駐車場の色は、わかりやすさや安全面での向上を目的として色が塗られています。個人的には景観より安全面の改善が評価されるべきだと考え、歴史認識に書けた景観論には疑問が残ります。

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ただ、同じような問題でも閑静な高級住宅街に赤と白のストライプの家を建てることには疑問を感じます(笑)

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