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2013年5月26日 (日)

PM2.5は本当に問題なのか

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そもそも中国からPM2.5が飛来しているという事態は今年から始まったわけではなく、最近気付いただけでもしかすると10年以上前からありました。しかし10年前と言えばディーゼルカーの粉塵規制が始まる前で、日本の空は真っ黒でした。つまりPM2.5の発生源は日本国内にありました。10年前、私の家の窓から遠くの山が見えるのはお盆と正月だけでしたが、最近は晴れていればいつでも見えるようになりました。中国からの飛来が増えたとしても日本のPM2.5は圧倒的に減っています。肺がんの主原因は煙草であり、本当にPM2.5が大きな問題なのかというと疑問が残ります。PM2.5という測定法が発見されたのは最近ですが、PM2.5公害は蒸気機関車のころから、つまり戦後前後から続いていました。高齢者の方たちは60年以上もの間、PM2.5の激しい公害にさらされてきました。今より化学物質の多い危険な公害です。本当に発がん性が高いのであれば、高度成長期時代に子供だった私たちは全員肺がんになってもおかしくありません。そのころよりはるかにきれいな空気の中で本当に今のPM2.5基準が「適切」なのでしょうか。

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中国からのPM2.5を差っ引いても、2011年には日本で7割の地点で今でもPM2.5の基準を超えているそうです。この話を聞くと「基準が無駄に厳しすぎるのではないか」と感じてしまいます。本当にPM2.5は肺に蓄積するのでしょうか、小さい粒子だから簡単に肺から出ていくのでは?話を戻しましてではPM2.5はどうやったら下がるのでしょう。今以上に下げるのであれば排気ガス処理のためもエネルギーを必要としたり、除去のために用いたフィルター類がごみとして廃棄されたり、環境にとって悪い事も少なくないのです。例えばNOXなども日本の基準は「低すぎる」と言われています。最近のディーゼルエンジンは粉塵とNOXの面から見れば排気ガスはクリーンですがエネルギー効率は落ちており、温暖化を進める要因になっているのです。

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だからといってPM2.5が体に悪くないとは言えません。特にぜんそくなどの病気がある人にとって良いはずがありません。一面だけからいえば減らせるだけ減らした方が良い、しかしその一方で環境を悪化させれば人が住めない地球になります。つまらない原則論を言えば「経済活動をやめればいい」なんて言う環境マニアがいるかもしれませんが、それこそ本末転倒です。結論はいつも同じですがバランスが大切です。ぜんそくがある人は家庭用のフィルターやより質の高いマスクなどで防御する方法があります。一方で基準は全国一律ではなく、都市部や工業地帯は多少高めでもかまわない(実質今がその状態なので、これ以上コストをかけて低減しない)と考えます。

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まとめれば、何もわざわざ環境基準を悪化させる必要はありませんが、現状の問題程度であればPM2.5の体への影響は許容範囲と考えます。

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